経営者の責任

 2日間の東京出張が終了し昨夜遅くに帰長した。
 今大きな仕事を抱えていてそのための出張であったが、疲れた、疲れた。毎年5月はすごく忙しいが、今年は特に忙しい。今日は午前中裁判所で法廷に立ち、午後は住宅供給公社の監査だ。となるとたまっている仕事は、早朝と夕方から夜にかけてのこととなる。
 有難いことに、関係するクライアントが積極的に協力してくださり、早朝や夜にも対応してもらえるから大変助かっている。そうでないと期限までに仕事が終了しないだろう。

 経営者の想いを、その企業で働く社員にどうしたら伝わることができるか・・・悩ましい問題である。
 どこの経営者もそのことについて悩み、社員との気持ちの乖離を目の当たりにしたときに愕然とするのだ。立場が違うから、同じ事でもとらえ方は違うし行動も違ってくるだろう。しかしその企業の存続に影響まできたしてしまうようならば大問題だ。
 経営者の責任は重い。そして孤独だ。そうした経営者を支えるのも仕事の一つだと思っている。

筆跡にご注意

 約6年ぐらい前のことである。
 郵貯の定額が満期になって手続きをする必要が出てきた。ゆうちょ銀行の担当者が対応してくれたが、ビックリすることが行われていたのだ。何かというと、解約した明細書の署名をその担当者が行っていたのだ。しかもその際に、その定額貯金の名義人とは違う名前を署名していただのだ。
 相続が発生すると、被相続人及び相続人の預貯金の調査を7~10年さかのぼって行うことにしている。
 調査をすると、本人たちは気が付かないけれど、税の立場に立ってみると問題が発生しているケースが発見されることが多い。相続税の申告に際して、これら問題のある事項についてもすべて処理をしてしまう。この時点で、贈与税を納めてもらうことも結構ある。
 今回のケースのように、家族ならまだしもゆうちょ銀行の担当者が署名まで含めて処理をしていたことに遭遇したのは初めてである。税務調査では、預金関係の筆跡まで調べるので、問題になった時に説明できるように、この経緯を記録しておくしかない。
 仕事をしていくうえで、ハラハラドキドキすることに出くわすことがなんて多いことか・・・。納税者のためにも、ハラハラドキドキ事項をきちんと整理しておく必要があるのだ。

気が向くということ

 毎日仕事に追いかけられていて、その中でどうしても税理士が対応しなくてはならない事項がたくさんある。
 昨日はS法人に出向き決算内容の説明と株主総会の準備を進めた。役員と色んな打ち合わせをして終了。解散という時に、会長が「先生に依頼してよかった。」と敬意を表してくれた。私は嬉しかった。

 外出している間に職員に依頼しておいた申告書の作成。監査をできるばっかりにし、提出用の科目明細や概況書まで作り上げていた。申告書の下書きだけできていればいい・・という思いで支持していったのが、職員の気の向け方で先に進めていてくれた。私は嬉しかった。

 贈与税の申告書の作成を指示された職員。何のために贈与税の申告書の作成をするのかきちんと理解していた職員は、私の欲しいとする数字を打ち出してくれた。相続に絡んでの贈与税控除額である。被相続人からの特例贈与と他の者からの一般贈与が何年にも渡って行われていたのだ。私は嬉しかった。

 5月も非常に忙しい月だ。それだけに、気の向け方と工夫で仕事の仕上がりが違ってくる。みんな頑張っていてくれる。私は嬉しい。

タムシバ

金沢出張

 初の金沢出張。仕事で行っていることと、今月は非常に忙しいので日帰り。
 金沢駅の外に初めて出た。
 都会であることにビックリだ。金沢市の人口は約46万人。長野市が37万人だから約9万人金沢の方が多い。この差が都会を感じさせるのか。
 駅前はとても洗練されていて、ごみごみしていいないところがいい。とは言っても、時間と仕事の関係で西口にしか出入りしていないけれどね。

金沢駅西口

駅を出るとまっすぐに。

広場には、蓮の花が咲いていて金魚は気持ちよさそうに泳いでいた。

初給料

 少し前のことだけれど、新入所員に初給料を支給した。入社してから毎日にこにこしながら仕事をひとつづつ覚えるために頑ばっている。新しいことを吸収するのは楽しいだろうし、学生時代には経験しなかったようなことにビックリしている部分もあるだろう。

 ふと自分のことを思い出した。
 仕事を始めた時には、時間を気にせずにどんどん仕事をこなしていった。一つのことが終わると、「何か仕事をください!」と先輩にお願いした。
 自分が働くといことに不思議な魅力を感じ毎日が楽しかった。デスクワークだけでなく、雑用による外出も積極的に手を挙げた。雑用から学ぶことも結構あるのだ。
 「これを誰かやってくれる?」と先輩から声が出ると、必ずと言っていいほど自分が申し出た。
 充実している毎日だった。
 初給料をもらった時は嬉しかった。初めて得た労働の対価である。その時に同期の一人が所長に「所長さん、お給料を有難うございました。」とお礼を言ったのだ。私はビックリした。先輩たちもビックリしたようだ。同期の言葉にはいろんな気持ちが込められていて、働かさせていただいて有難う、その労働の対価とはいえまだ戦力にならないのに給料を支給してくださり有難う、いろんなことを学ばさせてもらう環境に有難う・・・等々がお礼の言葉となったのだ。
 ビックリしたと同時に恥ずかしかった。その時に私は何も言えなかったからだ。
 同期から学んだこともたくさんあるが、このことが一番かな。
 私の初給料の一部を家に入れたことは覚えているが、あとはどうしたか記憶が定かでない。

 事務所の職員たちは、給料や賞与が支給されると必ずお礼を言いに私の執務室に来てくれる。その際に普段話ができないちょっとした事の言葉を交わすことができるのが楽しみだ。
 それに、私の執務室に入るきっかけにもあるだろうしね。

ヒメイチゲが咲いていた。

新入所員歓迎会

 新入所員歓迎会。
 事務所の仕事を定時で終わらせ、一斉に事務所を飛び出す。近くのイタリアンレストランでの食事会。自家用車通勤なので、今回はアルコールなし。主役の新人Kさんはまだ未成年者だしね。

 新人Kさんを指導しているOさん主導で会が進められていく。
 「お互いを知り合おう」ということで、Oさんが用意した3つの質問のうちの一つを目隠選択し、その質問に答えるというゲームに盛り上がり、普段職場では見ることのできない姿に新たな発見もあった。こうしたことが、お互いの信頼関係につながっていくのだろう。
 おいしい料理をいただきながら、にぎやかに、楽しく夜の時間はあっという間に過ぎ去った。

歓迎会会場

まずはみんなでドリンクバー

前菜

ピザ2種

メインディッシュ。若い人はワクワク。

パスタ

デザート

お互いを知り合おうゲームがスタート

新年度

 新年度になった。新元号発表の日でもある。今日は日本中ソワソワする日がスタートしたのだと思う。

 事務所では新入所員を1名迎え入れる。
 学生時代に、大きな役を担って責任ある立場での経験を積んだ子である。自ら税理士事務所を希望し、採用希望に手を挙げた何件かの税理士事務所を見学した結果事務所を選択してくれた。
 事務所にとって新しい風が今日吹き込まれる。ベテラン職員たちもいい刺激になるだろう。
 皆でこの新しいつぼみを育ててほしいと思う。どんな花が咲くか・・楽しみである。

 Kさんよろしくね。

行動指針

 引き続きS法人の話。毎月訪問させてもらっているが、その際に役員と打ち合わせをする部屋には行動指針が掲げられている。

ヘッドワーク 徹底して考える
ハートワーク 心をくだけ
ボディワーク 汗を流せ

 先々代から受け継いできている行動指針だ。この精神に感動しノートに書き留め、ちょっと疲れたなあ~という時にこの行動指針を思い出すようにしている。

川中島町公民館

 川中島町公民館を訪問した。
 建物が新しいこともあるからか、とても明るい雰囲気の公民館でワクワクするところだ。みんな楽しそうに働いている。公民館を訪問する住民も途切れることがない感じ。
 地域に根差した活動をやっているんだなあ~と嬉しくなった。

 

公民館前のオブジェ。

 

公民館建物

 

いいですねえ~。

 

事務局の中には春がいた。