定時株主総会の開催について、法務省から下記の内容が発表された。
http://www.moj.go.jp/MINJI/minji07_00021.html
簡単に言うと、新型コロナウィルス感染症に関連し、定款で定めた時期に株主総会が開催できない場合には、その状況が解消された後に、合理的な期間内に定時株主総会を開催すること。
関連して、議決権行使のための基準日、剰余金配当の基準日に関することも記載されている。
早く収束してほしい。
定時株主総会の開催について、法務省から下記の内容が発表された。
http://www.moj.go.jp/MINJI/minji07_00021.html
簡単に言うと、新型コロナウィルス感染症に関連し、定款で定めた時期に株主総会が開催できない場合には、その状況が解消された後に、合理的な期間内に定時株主総会を開催すること。
関連して、議決権行使のための基準日、剰余金配当の基準日に関することも記載されている。
早く収束してほしい。
新型コロナウィルスによる企業への影響についてのアンケート調査が発表された。
事業への影響について、全く受けていないは2.1%(前回15.3%)にとどまり、行動が制限される程度の影響は41.2%(前回53.3%)、年間計画には影響しないがかなり受けているは32.5%(前回19.7%)、年間計画に大きく影響するぐらい受けているは23.4%(前回8.8%)であった。
97%の企業が何らかの影響を受けているのだ。しかも影響が深刻化してきている。
売り上げが低下していること、組織全体で不安感が高まっていたり、社内のコミュニケーションの低下や社内活動や事業活動の縮小や停止が増えている。
この先どうなるんだろうか・・。
BCP対策ができているかで、各企業の動き方も変わってくるだろう。
この空のように晴れることを願って・・・。
事務所内の確定申告は、ほぼ13日で終了した。
確定申告期限が4月16日に伸びたので、無理な残業をすることなく仕事をしてきたが、みんな頑張ってくれて当初の予定通り3月13日に終えることができたのだ。
納税者の中には申告期限が1か月伸びたからとのんびりしてしまった方もいて、まだ申告が完了しない・・・という仲良し税理士のY先生は言っていた。
3月16日提出期限の相続税の申告も13日中に申告が完了している。相続の申告は次が4月7日だ。そして3月申告期限の法人もある。5月いっぱい忙しい時期だ。新型コロナウィルスの注意しながら、粛々と進めていくしかない。
なんとなく閉塞感のある社会だが、明るくふるまっていこう!
確定申告も通常なら今週いっぱいで仕上げなくてはならないのだが、コロナウィルス騒ぎで申告期限が1か月伸びたから気持ちの上で余裕が出ている。しかし職員たちは、通常通りの期限に申告を済ませてしまおうと頑張っていてくれる。だから今週が山場だ。
同時に3月16日に申告期限の相続税もある。
依頼が来たのが1か月前だったからちょっと忙しいが、今週中には何とかなるだろう。相続人がとても協力してくれて進めることができている。
相続人には、養子縁組をしている長男の嫁のTさんがいる。被相続人の経歴等を聴取していると、Tさんがいかに被相続人に対して尽くしてきたかが分かった。
「お父さんは幸せでしたね。」というとTさんは涙を流しながら「そうだと思います。」という言葉が返ってきた。
私はその言葉をTさんから聞いたときに、あ~本当にTさんはお父さんのために気を配り見守り続けてきたんだなあ、と頭の下がる思いだった。
相続の仕事をしていると被相続人と相続人間の関係にドキドキすることが多い。感動することも多い。Tさんの話を聞いて、義母と義姉の姿が重なった。
申告所得税、贈与税及び個人事業者の消費税の申告・納付期限の延長が決定した。
新型コロナウィルス感染症の拡大防止の観点から、申告期限・納付期限は、令和2年4月16日(木)になった。とても懸命な措置だと思う。
事務所は2月29日を出勤日と決めていたが取りやめた。ちょっと複雑な心境ではあるが、時間的には助かった感がある。
とはいっても無料納税相談会場には、当番日にはいかなくてはならないけれどね・・・。
ある方の紹介で確定申告の依頼があった。
納税者Aさんはかなりの高齢で、今まではAさんの妻が申告をしていたが、妻が体調を崩しできなくなったので、事務所に依頼が来たということだ。Aさんの名前を聞いたときに、15年ぐらい前まで一定期間仕事上でご一緒したドクターかもしれないと思った。
Aさんのお宅へ訪問。
玄関に娘のTさんと一緒に出迎えてくれたAさんは、まさしくあのドクターのAさんだった。少し年はされたけれど、凛とされた姿は変わっていない。Aさんはもちろん私のことを覚えているはずはなく初めてお会いするご挨拶を交わした。
私は胸が一杯だった。
今も名誉院長のポストに座し、他の病院では手術も執刀しているとのことで、学会のお話もしてくださった。
娘さんのTさんは浜松から母親の面倒をみに帰省していた。少し耳が遠くなったAさんにやさしく根気よく話しかけ、その様子を見て、なんて素敵な親子だろう・・・と思った。そしてAさんの、妻やTさんに対しての想いが言葉の端々にも感じることができ、この15年ぶりの再会が私にはとても嬉しかった。
確定申告期に入っている。職員はみんな遅くまで残業して頑張っていてくれる。そういう姿を見ていると嬉しくなるし、特別賞与をはずみたくなる。
私はというと、裁判所の仕事や行政関係の仕事と研修に忙しい。そんな中、S株式会社の会長と面談した際に紹介された『世界は沈没し日本が躍動する・最強の日本繁栄論』という本。会長は、その本を手にして1日で読破してしまったそうだ。そのくらい引き込まれる内容であったとのことだ。
事務所に帰って早速ネットで注文して、翌日にその本が届いた。仕事の合間に読みだしたが、なるほどどんどん引き込まれ、あっという間に10分や20分は経ってしまう。あ~まずい!
ということで、1か月後にお会いする会長とこの本の内容について話ができるよう読書に没頭するためにも、早く確定申告を完了させなくては。
現在確定申告の完成度は2割ぐらい。まだ着地点は程遠いのです。
こんな言葉に出会った。気持ちが前向きになりますねえ~。
ー 内定の常識 ー
できない人は言葉で説得し
できる人は行動で説得する
できない人は話したがり
できる人は聞きたがる
できない人はお金を求め
できる人は成長を求める
できない人は過去にこだわり
できる人は未来にこだわる
できない人は不可能と思い
できる人は可能と思う
できない人は他人のせいにして
できる人は自分のせいにする
できない人は一人で頑張り
できる人はみんなで頑張る
できる人もできない人も
能力にほとんど差はない
ほんの少しの意識の違いによって
結果に差が生まれる。
毎年この時期に開催される連合長野との懇談会。
連合長野から春季労使交渉に関する申し入れ書の趣旨説明があり、長野県経営者協会側から、春季労使交渉に臨む見解の趣旨説明があった。そのご意見交換。
経営者側の基本的な考え方
『賃金引き上げに対する社会的期待を考慮しつつ、生産性向上による付加価値増大の成果・果実は、賃金引き上げや総合的な処遇改善などにより従業員に適正に配分されることが望ましい。ただし、基本給を底上げするベースアップは、あくまでも賃金引き上げの「一つの選択肢」でしかありえない。』
2019年の賃金改定について、
① 昇級・ベアともに実施した企業 32.0%
② 昇級実施・ベアなし 65.3%
③ 昇級・ベア実施なし 0.7%
2020年予定は
① 昇級・ベアともに実施 14.2%
② 昇級実施・ベアなし 44.0%
③ 昇級・ベア実施なし 0.7%
④ 未定 39.7%
となっている。
経営者協会長野支部の新春例会が開催された。
支部長あいさつに始まり、新春講演会は『パリ協定後の世界の潮流と企業経営』。講師は東京大学未来ビジョン研究センター教授の高村ゆかり氏で、高村氏は長野県環境審議会専門委員でもある。
気候変動とそのリスク、パリ協定と脱炭素社会実現を目指す長期目標、パリ協定後の世界の潮流、変わる世界とビジネスについての話であった。
以下概要。
2018年の西日本豪雨は、人間活動からの排出により、降水量を6~7%押し上げた結果であることを知った。2019年の台風15号、18号もしかりである。2018年の自然災害による経済損失は台風21号と西日本豪雨だけで約2兆5000億円だそうだ。かつてないほどの気候変動への危機感が高く、「気象非常事態宣言」も長野県のほか市町村が行っている。
日本の2050年に向けた温室効果ガス削減目標は、2030年において2013年比で26%減、2050年で80%減を目指し、今世紀後半のできるだけ早期に排出実質0を目指している。つまり脱炭素社会の実現である。
2018年6月4日に開催された未来投資会議での総理は「もはや温暖化対策は、企業にとってコストではない。競争力の源泉であります。環境問題への対応に積極的な企業に、世界中から資金が集まり、次なる成長の好循環とでも呼ぶべき変化が、この5年余りの間に、世界規模でものすごいスピードで進んでいます。」と発言している。それに伴って、ESG投資の拡大が日本でも現れている。
企業にとって、気候変動はもはや、金融市場における企業価値、サプライチェーンにおける企業価値を左右する本業の問題であり、取締役会が外に向けてきちんと説明する必要がある。つまりは金融・投資家の投資行動、企業価値評価の変化に繋がっていく。
求められているのは「変化」を見越し、その中での先を見たリスク分析と戦略が必要で、社会とともに課題に取り組み、新たなシステム、新たな価値を生み出すことである。
事務所においても今までも環境問題に取り組んできた。
この講演を聞いて、さらなる環境に対する深みを習得し、クライアントにそれを伝達していくことの使命を感じた。中小企業としてできることは何か・・。事務所としてできることは何か・・・?新しい世界観が広がった。
支部長あいさつ
高村氏の講演