日本IBMが毎年開催している有識者会議。全国9ブロックに分かれ北信越会議は長野県、新潟県、富山県、石川県、福井県で構成されている。今年は長野県で開催された。
今年のテーマは「日本の成長戦略の要 Society5.0の創造と実現~北信越5.0で未来を切り開く~」である。
北信越各県においての今後15年間の人口減少は6.3%~11%と予測され、そのための「生産性革命」を実現するための「Society5.0」の創造と実現を北信越地域が先導する必要があるという啓発に始まった。
基調講演にはジャーナリストの河合雅司氏が「未来の年表・人口減少日本で起きること」という演題で2時間お話しいただいた。私には刺激的な講演内容であった。
その後の分科会は3グループ。
1 雪国を意識したインフラ・まちづくり
2 Society5.0を支える人づくりと健康寿命の延伸
3 労働力と働く場づくり
第3分科会のサブテーマに「女性や高齢者が幸せを感じ、積極的に参加したくなる働き方や労働条件」があったので、もちろん第3分科会。
5年後にどんな仕事をしていたいか、人生設計ができているか、会社経営の核心は障害者対応や高齢者対応で経営方法を変えていく実践的な工夫が必要という意見が印象深い。
新潟県は雪室を利用した農産物が製品化され流通しているという。長野は新潟ほどではない。農業振興や観光は、東京を飛び越えて直接アジアへ売り込む。また北信越地域がセカンド市民となる地域づくりが大切で、そういったことを考えるとワクワクしてくるんだなあ~。
このセカンド市民制度構想は、河合氏が講演の中で述べていたことでもある。