2024年1月11日、長野県経営者協会賀詞交歓会が開催された。
新春講演会に瀬古利彦氏が『心で走る~マラソンリーダーからの提言』という演題でお話をいただいた。瀬古氏のアスリートとしての人生と、その後の現在担っている役割も含めての内容であった。
マラソンにおいては、私個人も思いれがあり、瀬古氏のオリンピック経験の話は感動した。
1980年のモスクワオリンピック出場が決まり、優勝候補とされていたにもかかわらず、オリンピックボイコットで出場ならず。
1894年のロサンジェルスオリンピック出場では、開催2週間前に練習のし過ぎで血尿が出て、結果成績が振るわず。
1988年のソウルオリンピックでは9位になった。この件に関して瀬古氏は「つくづくオリンピックは魔物だと感じた。」といっていた。オリンピック以外の大会では15戦10勝という成績を収めていた瀬古氏である。
ただソウルオリンピックで9位になって帰宅したときに、妻と息子が「お帰り、お父さんはよく頑張った」って出迎えてくれ、折り紙と段ボールで作ってくれたメダルの授与式をしてくれたと、壇上でそのメダルを見せてくれた。
これら瀬古氏のオリンピックに対する思いと経験に、私は涙がこぼれた。でもでも、瀬古氏から元気をもらった。瀬古氏は「走るだけで勇気、元気、やる気、感動を与える」ともいっていたから。
公演中の瀬古氏
講演会の後の賀詞交歓会には300人の人が参加した。碓井会長、阿部知事のごあいさつで賀詞交歓会がスタート。賑やかに、明るく、元気に多くの方とご挨拶ができてよかった。