先日今年の漢字は「税」という発表があった。「税」が選ばれたのは、消費税率が引き上げられた2014年以来、2回目だそうだ。「税」に関する仕事をしている私にとって、ちょっと複雑な心境でもある。
そして長野県内の約3000世帯に対し調査した今年の漢字は「苦」が1位だった。今年1年の家計が物価高騰などで苦しかったと感じた人が多かったということだ。家計を振り返る質問に対して「悪かった」「やや悪かった」の回答が53.1%に達しているそうだ。
経営者とすると、賃上げをどこまで実施できるか・・・が課題である。2024年度税制大綱でも賃上促進税制の見直しが行われている。それに伴って、企業も思い切った賃上げを行うきっかけになるといい。「苦」が「楽」になるような社会に近づいていくよう、経営者としての責任を全うしていかなくてはと思っている。ちなみに来年の余暇の過ごし方の希望は「県外旅行」が首位で「県内旅行」が2位だった。