今年もあと2週間となった。1年を振り返ってみると、激動(?)の1年間であった気がする。まず今年のスタートは、病み上がりからであった。何十年も年末年始は自宅にいたことがなかったが、今回は自宅で新しい年を迎えた。
体調が徐々に戻り、ほっとしたところで今年初の税務調査。特に問題なく終了したが、調査官の勉強のために調査対象に選ばれた感があった。
6月に所属税理士が1名入所。私も職員もホッとした。体調を崩したときに、もし私がこけたら事務所はどうなるだろうという不安が募り、これは何とかしなくては・・・ということで、いい税理士に出会った。安心した。
さらに10月にもう一人所属税理士が加わった。女性税理士であり、すごく嬉しい。優秀な税理士である。
8月、9月、10月にも1件ずつの法人調査。1年でこんなに調査があったことはない。せいぜい1年にあったとしても1~2件。どうしたことか?今年の調査で修正申告を出すことがなかった。担当者もしっかりクライアントと向かい合って仕事を茶っていてくれる証拠でもある。
先日日経新聞に「税務調査 AIを武器に」という見出しでの記事が載っていた。国税が効率化に向け独自開発のAI導入。21年度から全国の税務署に導入済みだとのこと。AIが過去の調査で得られた傾向などを機械学習し、データーベースから申告漏れの可能性の高い納税者を選んで調査に入っているらしい。主な対象は資本金1億円未満の企業。
22年度にAIが選定した調査対象は1件当たりの平均追徴税額が547万円。
事務所の関与先の調査もAIにより選択された可能性が高い?だとすると、当事務所はAIに勝った!ことになる。
新しい年を迎えるにあたって、丁寧な仕事をしながらも、クライアントへ多くの情報を提供しながら、いい関係を続けていきたいと思っている。