清水英雄氏の著書「ありがとう戦略」を読んでいたら、今までのモヤモヤが一気に解消されたことがあった。
「忙しい」と「疲れた」という言葉についてだ。「忙しい」については、以前から私も知っていたが「心が亡びる」ことで心を失ってしまっている状態。感謝の心、喜びも楽しみもない。「忙しい」は「疲れた」とセットになっていると清水氏は書いている。
「疲」の字も強烈なマイナスエネルギーを発しているとのことで、分解すると「皮」すなわち皮膚(肉体)が病に覆われているという状態を示しており、極めて縁起の悪い文字だそうだ。 「お疲れさま」はねぎらいの言葉として使われることが多いが、実際にはマイナスのエネルギーを投げかけていることにほかならない。
以前からモヤモヤしていたことがすっきりした。朝事務所に電話をかけると、「お早うございます」よりも「お疲れ様です」という応対。「朝から疲れてなんかいない」と思いながら、何も言えなかった自分。体調悪く事務所を欠勤中に連絡を入れても、最初に「お疲れ様です」の電話の対応。なんか変、相手のことを見ていないなあ~と感じていた。
清水氏は言う。「忙しい」や「お疲れさま」に変わる言葉はあるのか?「忙しい」は「充実している」に、「お疲れさま」は「お元氣さま」と言えばいい、と。
なるほど!なるほど!
実際に私と同じ疑問を持っていたT不動産グループの社員は、「お元氣さま」に変えた。朝からなぜ「疲れなくちゃいけないのだ」、「ご苦労さま」もなぜ苦労しなくちゃならないのか。「お疲れさま」は「お元氣さま」に、「ご苦労さま」は「ご健闘さま」に変えたら、会社全体が変わったそうだ。
さてさて、これを読んで誰が一番最初に実行に移せるか?
「お元氣さま」の「氣」が「気」でなく「氣」であることの意味は次回ね。