大阪万博が2025年4月13日にスタートする。色々な面でマスコミの報道があるが、長野県経営者協会は、大阪万博の準備及び開催運営を行う「公益社団法人2025年日本国際博覧会協会」との懇談会を行った。
場所は、万博会場に近い大阪府咲洲庁舎である。
大阪駅から何度か乗り換えてトレードセンター前駅で下車。
クリスマス飾りもあった。
庁舎への長い連絡通路を進んでいく。
駅から7分ぐらいで大阪府咲洲庁舎に到着した。
中に入ってみると素晴らしい空間が広がっていた。
連絡通路は2階につながっていたが、「さきしまコスモ展望台」入り口は1階からエスカレーターで。
一つ一つがおしゃれかな。
このエレベーターは最上階まではいかない。中に入っている庁舎のオフィスまで。ここで仕事をしている職員の人たちって、きっと快適だろう。
壁に庁舎案内が掲示してあった。
懇談会前に時間があったので、「さきしまコスモ展望台」まで行ってみた。平日とはいえ、2~3人の見学者しかいなかった。大阪市内を高いところから見ることができ、建設中の万博会場も見ることができたが、何の説明版もなく、何が何だかわからなかった。これは非常に不親切だと思った。
これだけは分かった。万博会場だ。大屋根リングが見えたから。
大屋根リングが全長2㎞、高さ12m、内径約650mの世界最大級の木造建築物となる。左側はウォータープラザになる予定。
主なるパピリオンは出来上がってきている。
右に見える白い橋は、開催中のVIPが通過するために用意された。改定を通っている地下鉄か船でしかパピリオンの島に行きつけない。
懇談会においては、瀬戸口強一氏がプレゼンを行ってくださり、その後質疑応答があった。
2025年万博が目指すものは二つある。一つ目として持続可能な開発目標(SDGs)達成への貢献、二つ目として日本の国家戦略Society5.0の実現だ。
「いのち輝く未来社会のデザイン」はSDGsであり、未来を幸せにするための世界の祭りということであった。各パピリオン、各国はSDGsの主張をしている。その上にビジネスが乗っている。それらを達成するための Society5.0 であると説明をいただいた。
「万博」では、新しい技術や商品が生まれ、そうした意味でもビジネスにつながるきっかけにもなる。
万博で未来がどう変わるのか?もう変わっているという。例えば岩谷産業が開発した水素船。DX万博が始まっているのだ。
窓の外を見たら、偶然にもその水素船が航行していて、特に瀬戸口氏は感動していた。私も感動した。
約2兆円の経済効果が見込まれるという。大阪・関西が万博のテーマに沿った新たなイノベーションで発展し、次世代のクリエーターが、自らの才能を世界に向けて発信できることも万博の魅力であるとのことであった。
残念なことに、何となくいいことしか出てこなくて、埋め立て地が会場になっていることの防災についての説明は、余りはっきりしなかった。南海トラフ地震のために、高い防波堤を立ててあるという説明であったが、具体的に視認することができなかった。
やっぱり課題はいろいろあるのかもしれない・・・というのが個人の感想。