「長野県の未来と女性活躍に向けた情報交換会」が長野県経営者協会女性委員会と次世代委員会で合同開催された。
平林専務より問題提起があり、「長野県」という方向からの未来と女性活躍についてのディスカッションが活発に行われた。
自分たちの経験からの社会や長野県がこうあってほしいという意見や、大人の教育についても話し合われた。
女性管理職に指名しても辞退するケースが多いという意見がだされたが、それに対しては、自分の経験から、個人の中に眠っている能力を引き出すためにも、そのきっかけとなるワークショップなどに参加させ目覚めさせることが必要、まさに大人の教育という意見をだした。
また今103万円、106万円、130万円の壁が議論されているが、この壁を178万円まで引き上げれば手取りがいくら増えるということの視点で報道されていることにも疑問を持っている。この仕事に働き甲斐を持っているか、遣り甲斐があるから収入調整ではなく働ける環境の中で働く意識が大事、と私は思っている。働きやすい環境を整えるのも経営者の責任だ。
給与規定に、「扶養手当」などが付いているのなら、そこから見直すべきだ。当初は扶養範囲で働いて扶養手当を会社からもらっていても、1年通した結果扶養から外れると、支給済みの扶養手当を返金する仕組みになっている会社も多い。「扶養手当」が収入調整になっているということ。こうした企業の給与規定を見直すこことも必要だ。
持論ではあるが、長野県に若者を呼び戻す仕掛けは行政が主体となって行い、戻ってきた若者をしっかりと定着させるのは企業の役割と思っている。どのくらい自分の企業に魅力があるだろうか。経営者は頭に汗をかかなくてはならないのだ。
いろんな意見が出て、これからの自分たちが目指して行く行動変容につながっていくきっかけになったのではないだろうか。