信州日経懇話会・第3回例会講演会

 いつも楽しみにしている日経懇話会講演会。久しぶりに出席することができた。今回は、日本経済新聞社編集委員の大石格氏が「米大統領選2024直前情勢を読み解く」という演題での講演であった。

 米大統領選の仕組みが漠然としていたが、あ~こういうことになっているんだと大変面白かった。選挙管理委員会が有権者名簿を売っていて、アメリカは戸籍がないので、出生証明書で有権者名簿に登録して選挙に参加するとのこと。有権者は、直接大統領への投票ではなく、有権者の代表となる選挙人を選ぶのだ。

 現在アメリカでは移民のほとんどは非白人であり、ヒスパニックが多くなっている。文化的にも仕事もヒスパニックに取られているのが現状である。ヒスパニックはカトリック信者が多く、したがって避妊等を認めない。そうしたことから、移民流入を阻止できないハリスは不利になっているとのことだ。接戦になると多くのトラブルが発生するだろうとのことで、前回の大統領選のことを思い出した。