ぼくのおじいちゃん

 クライアントで信濃町にある法人の3代目社長が本を出版した。本の題名は「ぼくのおじいちゃん」。このおじいちゃんは2代目であり、今の会社を大きくした人物である。

 『一人の企業家の人生とその周辺を掘り下げる事で、大戦から敗戦、戦後の復興の様子、その実際を、「鳥の目」ではなく別の視点「虫の目」から観る、違った角度から眺めることができると思う。』

 『荻原秀貞氏の人生、ストーリーが数十年後、数百年後かに意味を持つ内容なのかは誰にもわからない。じいちゃんの奇譚は、信濃町においては振り返られることもあるかも知れない。長野県というレベルにおいてはまず無い。荻原家が続いていったとしたら、このクロニクルは少なくとも一族の間では意味を持つだろう。』と最初に綴られている。

 この法人や経営者家族とは20年ぐらいのお付き合いだ。おじいちゃん(2代目経営者)とのお付き合いは、あまり長くなかった。しかし偉大な経営者であったことは知っていた。

 この本を読んで、知らなかった荻原秀貞氏の思いと教訓そして偉業が分かり、今、会社が抱えている課題も一緒に解決していく『力』となっている。

 この本には、地域の会社や著名人が実名で登場し、いろんなエピソードが書かれている。まさに荻原秀貞氏と会社のクロニクルなのだ。

 どんどん引き込まれる本をいただいて感謝です。