今年度第2回のみんなで支える森林づくり県民会議が開催された。1日がかりの会議で、2か所の現地視察を行った。
主伐を中心に行った現場として上田市赤坂団地。森林所有者は赤坂自治会で事業実施者は森林組合である。 長野県主伐・再造林推進ガイドにのっとって事業を進めている。 主要樹種はカラマツ70年生、4.65haの作業面積。すでに主伐は終了し、11月から植栽作業に入るところであった。植栽使用は、樹種カラマツで10,750本の予定である。
主伐作業は今年5月~9月に行われ80人工要したそうだ。搬出材積が1,600㎥で売却代金の一部を森林所有者に戻している。このように林業事業者から民有林所有者に事業提案をして森林が整備されていくといい。
なお鳥獣被害防止策は必要ない地域とのことであった。
主伐が終了し、地拵え作業も終了している状態。
右手は岩の上に広葉樹が生えていて、ここは手を付けられない場所。
2か所目視察現場は上田市丸子の飯沼自治会が行っている里山整備事業。標高584.6mの石尊山・里山である
飯沼自治会「里山環境整備プロジェクトチーム」は18名の構成員で活動している。平成30年に長野県知事の認定を受け、長野県森林づくり県民税を活用した取り組みを進めている。
整備した石尊山里山公園に続く道。
視察メンバーが息を切らして(?)登ってきた。
石尊山里山公園の頂上には祠が安置されている。
保育園の子供たちはがよく遊びに来るそうで、整備された広場になっている。
里山公園の北側に降りてみたら、鳥獣被害防止帯が設置されていた。
公園の北側にある大きな栗の木。今年はたくさん実がなったそうだ。
森林税を活用した事業であることを多くの人に知ってもらうために 、立て看板等を立てるといい。アサギマダラがやって来るようにフジバカマを植えたり、日陰を創るために藤を植えたりして工夫をしている。地元の人たちの憩いの場所となっている。
とても癒された空間であったし、このように森林税が生かされていることが嬉しかった。