信州日経懇話会

 信州日経懇話会に加入した。日経新聞の長野支局長のHさんの紹介だ。Hさんは活躍する素敵な女性だ。Hさんは今年の4月に長野勤務になり知り合った。その時からお付き合いが始まり、彼女の魅力に引き寄せられて日経懇話会に加入したということ。

 私にとって初の参加が本日であった。

 今年度3回目にあたる例会講演会は、講師に玄向寺副住職の萩須正尚氏で「次世代のためにできること」という演題でお話をいただいた。

 玄向寺は浄土宗の寺で、松本城主水野家菩提所、槍ヶ岳開山播陸上人修行霊場、信州牡丹の寺として松本市にある。 槍ヶ岳開山播陸上人修行霊場 と聞いただけでテンションアップ。

 玄向寺では貧困家庭に米や野菜などを届ける「笠地蔵プロジェクト」をスタートさせた。そんなことを交えながら、普段あまり意識することがなかった精神面に響く話が、今後の自分の行き方を考えるきっかけにもなった。

 経済人の集まりでもある日経懇話会。「経済」とは経世済民であり「世を経(おさ)め民の苦しみを救うこと」だから経済の力で住民を救うのが本来の姿という話の一部が心に残った。

 また「生まれや育ちでなく、行いが大切」で、忙しいは心を亡くすことと「忄」を「亡」の上に持っていくと心を忘れることを現す、慌ただしいは心が荒れることで、忙しかったり慌ただしい時間を送っていると自分が分からなくなり、誤った方向へ、間違った方向へと進みやすいといわれた。

 正しい行いの積み重ねとはよりよい人生を送ることで、「正」は「一」+「止」。迷った時ほど、一度立ち止まりゆっくりと考えてみよう。そしてどのような人間関係を築くかは「自分の行い」次第というもの。

 人生の知的部分がくすぐられた。別の世界が見えだした気がする。