御殿場にある「リコー環境事業開発センター」の視察に行った。
このセンターは、1985年に複写機等の生産拠点の事業所として設立されたが、2013年にいったん事業を休止していた所である。会社として考え実行したのは、ここを「環境関連事業を創出する拠点」として再生させたとのことであった。リコーグループがSDGsの達成に貢献するために「脱炭素社会の実現」「循環型社会の実現」に取り組むうえで大きな役割を担っている拠点である。
3時間かけていろんなところを見学し説明をいただいたが、心から納得でした。
未来棟、環境棟、木質バイオマスエネルギープラントと敷地内に分かれ、それぞれの役割を担っていた。
リコー環境経営の歩みのプレゼン中。
触れる地球儀で今後の地球について視覚的に説明。
創業者の言葉
未来棟1Fロビーにはホタテ貝を砕いたホタテパウダーを利用した壁が。
木質バイオマスエネルギープラント内。御殿場市と提携して木質チップでセンターの空調電源を賄っている。
環境棟への入り口。リユース、リサイクルセンターとなっている。
再生品の展示コーナー。リアルコメットサークルで、リコーの考える循環型社会実現のための資源循環コンセプト。
コピー機の再生機には「RC」のシールが貼ってある。
これから再生されるコピー機が並んでいる。
リユースするために洗浄は大切だとのこと。
洗浄された後は、本体がリユースされていく。
環境未来技術コーナー。ありたい未来を実現するために書く環境テーマも含めて今後の事業展開も紹介されている。
最後に「脱炭素化への取り組み」の総仕上げの説明。
リコーは、以前はコピー機の売り上げが6割を占めていた。しかし時代の変化に応じて、ありたい未来に向けたリコーの新しい挑戦が少しずつ実現してきている。知らなかったことがたくさんあった。
最後にリコーが言っていたことが印象的だった。
「リコーは今までコピー機やプリンターを中心に販売してきていたが、電子化や電子帳簿保存法が施行されるようになり、ペーパーレスが進んでいる。コピー機はリユース品の販売に力を入れているが、共に、脱炭素ソリューションも提供していく事業に変わってる。」