長野県経営者協会と連合長野との労使懇談会が開催された。
連合長野の根橋会長のご挨拶、長野県経営者協会の碓井会長のご挨拶でスタートした。
碓井会長は「経営者が覚悟をもって労働者と一緒に待遇改善をしていく。そのためには労働者の知恵も発揮してもらいたい。」とおっしゃった。労使対決ではなく労使協調して改革をしていく必要性を説いている。「社会課題の解決するのは企業で、社会科課題と真摯に向き合い課題解決に取り組む。そして世の中の大きな変化に対応していかなくてはならない。」
根橋会長も「少子化・人口減少問題に対応するためには思い切った改革が必要である・」とおっしゃっていた。
本日の中心は、「労働行政の課題等について」という演題で、長野労働局長の久富康生氏の講演である。その中で「子育て世代の女性労働者」についての話が出た。子育て世代の希望就業形態で末子が6歳以下の者はパートを希望するのが52.3%、末子が7~18歳の場合は32.4%であり、その意思を配慮した雇用が必要であるとのことであった。現状ではそのような雇用体系をとらざるを得ないだろうが、思い切った改革をすることにより、フルタイム勤務ができるような社会に変えていかなくてはならないと思っている。
様々な意見が出て大変勉強になり、経営者としてもどのように向き合っていくかを再認識する機会になった。