まだまだ続く。碓井会長は言う。自分たちの存在意義は?強みは?長期的課題と短期的課題を検討しよう。会社の果たす役割は何だろうか。社会に役立つから会社は存在する。お客にいいねと言われるから会社は存在する。社会に新しい価値を提供する企業社会がよくなる形で利益を出さなくてはならない。
私はこの時に「蒼天在上」という言葉を思い出した。よこしまな気持ちを持っていても空の上には青空があるように天の上からは必ず見ている人がいる。・・・正しい利益の出し方をして社会に貢献するのだ。
ワークショップの第1部が終わりに近づいた。碓井会長は力を籠める。経営者トップとしての心構えと役割の一つに「自身の存在意義の顕現化」がある。経営者者はすべての人を元気づける存在、人の心にともしびをともす存在でなければならない。一人一人が納得して「やるぞ」「よしやるぞ」となる組織にするにはどうするか。
取るに足らない教師はただしゃべるだけ。
少しマシな教師は説明しようとする。
優秀な教師は自分でやって見せる。
偉大な教師は人の心に灯をともす。(ウィリアム・アーサー・ウォード)
最後に、このウィリアム・アーサー・ウォードの言葉を挙げて、「自分の会社をこうしたい、具体的に自分はこうしたいを明確にすること。人の心に灯をともして。」と碓井会長は締めくくった。