令和2年がスタートしてもう半月だ。仕事も順調にスタートしている。
長野県経営者協会の新春講演会ではとてもいい話を聞かせていただいた。
講師は古美術鑑定家の中島誠之助氏。演題は「目利きの人生談義」。中島氏が鑑定家になるきっかけも興味があったが、歴史を知ることや風土を知ることが鑑定には必要であるとおっしゃっていた。
鑑定は、
①能力があること
②いいものを見ること。労力を惜しまない。分からないながらもみたという経験、何度も見る。いいものは頭の中で大きくなる。
③感動の土台に知識という家を建てる。感動が一、知識が二で欲をもってはいけない。
そうすると先に行って伸びる。
『人生において、「捨て目がきかないとダメ」「捨て耳がきかないとダメ」が大事』という一言は、非常に心に響いた。目に入るもの耳に入るものはいつも注意を払っておくこと、つまり見ているものを見ていない、聞こえているものを聞いていないはだめですよ・・・ということだろう。
今年1年、「捨て目」「捨て耳」を意識しながら悔いのない人生を積み重ねたいと思う。
御嶽山