経済講話

 「最近の金融経済情勢」という演題で、日本銀行松本支店の支店長和田健治氏の経済講話があった。
 日本経済と中国経済に分けてそれぞれの特徴や現況、これからの展望についての内容であった。日系企業にとっての中国経済の重要性は、私にとって意外な実態が含まれており、特に中国の投資収益率は北米や欧州をはるかに超えている業種が多いことには驚かされた。

日本の今後の景況を見ていく上での留意点として和田氏が挙げた事項。
1.「3つの不足」への対応。人で不足、設備不足、部品不足
2.海外経済の下振れリスク。米国の利上げが新興国経済に及ぼす影響、貿易摩擦が企業行動に及ぼす影響
3.消費税引き上げのインパクト
4.東京オリンピック関連需要の減衰。民間投資、純輸出が補完するか?
5.賃金と物価の持続的上昇の可能性

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