法人税申告書の閲覧

 平成14年ごろにみなし解散が行われてしまったA法人。それからずっとA法人が自主申告で別表20(1)を提出していた。
 A法人から清算結了の申告手続きをしてほしいとの依頼があった。依頼があったのはいいが、A法人には提出された申告書の控えが残されていなかった。決算書もないとのこと。
 さ~どうする?
 税務署で閲覧するしか方法がないのだ。関係部署は管理運営部門。
 閲覧を申し込むにも大変であった。まず対象法人の委任状。委任状には代表清算人の名が記載されるが、代表清算人の実印を押印して、1ヶ月以内に発行された印鑑証明書を添付する。閲覧者は私となるので、私の税理士証票と運転免許証が必要である。
 これらの書類を用意して、あらかじめ予約した日に税務署に行く。そしてその場で閲覧申請書を作成してやっと閲覧となるのだ。
 コピーはしてもらえない。
 写真もダメ。
 つまりすべて手書きで移すようになるのだ。予納申告となっているから、税務署に保管されている解散後の申告書すべてを移記しなければならない。これは大変だった。
 更には解散が税法改正前なので、これまた清算結了の申告書が厄介・・・なのです。

 
チングルマを見つけた。