連休中に登ったもう一つの山。登山道がなくちょっと苦労したが印象に残る山だった。
鬼無里の山奥である。標高は2000mを切っているが、結構登りがいのある山を2つ。柄山(からやま)と物見山だ。
鬼無里の落合という部落の奥から柄山峠まで道が続いていて白馬方面へ下る道が今でも残っている。
柄山峠から柄山は藪山。ここまで来る人はいないだろうと思っていたら、柄山の山頂までところどころにテープがついていた。なるほど山頂からの下山が分からなくなる。このテープは下山に非常に役立った。
柄山の山頂は眺望なし。三角点を確認し即柄山峠まで下山。
物見山をめざし先に進む。
途中までは白馬方面の野平につながる結構いい道を歩けたが、やがて物見山方面に藪の中に入る。
ここからが面白かった。基本的に稜線上を行けばいいかと思っていたが、どうも沢へ行ったん下るようになってしまうようだ。先人の情報からはそう読み取れなかったが、まあ~行ってみるか。
300メートルほど下りそこから物見山目指して急斜面を登りあげた。偽山頂を一つ越して物見山のピークへ。ここも全く眺望はなかった。柄山の山頂にあった赤テープと同じように物見山の木にも赤テープが巻かれ、そこには柄山同様2015年10月10日に登った記載があった。
物見山からは八方沢の支流を目指して一気に下る。
支流近くなると、なんと山ウドがたくさんあってゲット!ここまでは人が入らないだろうな・・・と思いながら先に進むとやがて八方沢へ合流した。
八方沢にも立派な大滝があって、いつかこの沢を遡行してみたいと思わせる。
八方沢を詰めたら八方山のピークに立てるかもしれないなんて思いながらのスタート地点を目指す足取りは軽かった。
ちょっぴり辛く、沢山の花に野で会えた楽しい山歩きだった。
スタート地点。落合の部落には民家が3件。民家手前から入り落合沢を遡行していく。
落合沢に滝があった。登れるかな?もちろんコースは高巻いている。
物見山山頂でも赤テープを巻いた。ここまで写真を撮る余裕はなかった。
物見山から八方沢の支流に下る。こんなにきれいなナメの滝に出会った。