1週間前に立岩湖から峰雄山を目指したが、凍結した岩稜に阻まれて撤退。悔しい気持ちとどうしても岩稜帯がどうなっているか確認したくて、今度は峰雄山東峰から前回引き返したところまで行ってみようと早朝出発。栗生坂の開通記念碑がたっているところをスタート場所とした。
約1時間で峰雄山山頂に到着。
本番はこれからだ。
前回立岩をクライミングした際に、立岩から見えた峰雄山には3つのピークがあった。そのピークの一番右が峰雄山の山頂。今、その一つ目である右のピークの峰雄さん山頂に立ったのだ。地図で何度も確認する。次のピークは小ピーク。そして3つ目のピークの先から岩稜が続くのだ。その先で前回は引き返している。
さあ~覚悟を持って進みましょ!
2つ目の小ピークを通り過ぎて3つ目のピークへ到着したら、なんと祠が設置されていた。個人的にこのピークを祠ピークと命名。いつもの儀式をして先に。
いよいよである。やがて現れた岩稜群。どうやって攻略するか?かなりの高度感がある露岩の上を慎重に進んで行くが、先が切れ落ちていて進めない個所が現れた。大丈夫。今日は50mロープを持参。ハーネスも装着してきた。懸垂下降で下のテラスに降りた。そこから2メートルほどトラバースをして、また岩に乗り上げる。
先に続く岩稜帯はどこまで・・・?行くしかない。セルフビレイのしようがないので自分を信じて進むしかない。緊張を強いられながらガンガン進んで行くと見覚えのあるところが現れた。ここだわ!前回引き返したところまで来たのだ。やった~。
天気に恵まれ、1週間前の凍結した岩は乾いていて思ったより簡単(?)に歩き通すことができた。下山路は前回と同じではつまらないので、北斜面を駆け下りた。林道に出たら、フクジュソウの大群が出迎えてくれた。
まだ時間があるので、栗生坂から西尾根をたどり、点名・すみ岩まで歩いた。あ~満足な1日。
祠ピークからが核心部。地図でも岩稜地帯のマーク。前回のリベンジなるか?
行き詰まり懸垂下降でテラスに降りた。2mほどのトラバースでまた岩に乗り上げた。
リベンジ成功。前回引き返したところまで到達。天狗山が呼んでいる。
今日の目的は達成したが、時間はまだまだある。ならば栗生坂から西尾根を登り、行けるところまで。最初の三角点は1444.0m。点名・栗生坂。ほんの10分。
地図にも載っている鉄塔の間から見えた天狗山と馬越峠からの馬越峠からの点名・馬越峠のピーク。