秋の貴重な連休に台風がやってきた。天気はどこを見ても良くない。本拠地から唯一可能な地域は長野と新潟の県境だった。このあたりで登れるところはないか?
尊敬する南川金一氏は、鳥甲山の南東に位置する大岩山(1946.9m)に6月に登っている。登山道はない。南川氏は途中から残雪を拾っているが、この山なら今の時季ちょっと頑張れば行けるかもしれない・・、ということで、台風の影響が出る前に家を飛び出した。もちろん南川氏コースをたどるのだ。
天気はいい。青空が見える。路肩に車を止め、いきなり藪の中に突入した。
藪の中とはいえ1179.8mの点名和山までは簡単に到着した。ここからは忠実に1714mピークまで尾根を外さずに登っていけばいい。
ところどころの獣道を利用しながらガンガン進む。かなりの急登もあり、ちょっとしたクライミングも楽しめるところもあった。それにしても藪がうるさい。途中大きなサルノコシカケが!その奥には苗場山のきれいな姿が見えた。元気が出るなあ~。
スタートから約2.5時間、やっと1714mピークに到着。台風の風は午後3時ごろ影響が出てくるらしい。それまでには風が出ても影響のないところまで下山しなければならない。どこまで行けるか?大岩山山頂までは、ここで約半分だ。とにかく先を急ごう。
次に目指すは1854mピーク。そこは白岩のピークにあたっている。
ここから先は激藪が出現し、獣道は少なかった。12:30ごろ1854m白岩ピークに。ここで時間切れだ。下山もほぼ同じ時間がかかるだろう。仕方ない。今回はここまでだ。
ちょっと苦いビールタイムを過ごし一気に下山した。途中予報通り強風がやってきた。