金石沢~チョキ~2035ピーク

 今シーズン初の沢登。毎日暑くて行くしかない。
 昨年、金峰山の南西に位置する八幡山に登った時、金石沢を遡行して八幡山までのコース取りも考えたが、結局、尊敬する南川さんコースを取った。
 それ以来気になっていた金石沢。今回は金石沢を詰めチョキを経由して、八幡山に登った時の2035ピークまで行くことにした。そうすると稜線が繋がる。

 

219年8月5日 ルート図

 

スタート地点となる金石沢出合を8時スタート。3つの堰堤を乗越し入渓する。

 

穏やかな渓相。積極的に水の中を歩く。気持ちいい。

 

やがて現れた15m滝。ここは登れない。左のルンゼを登りあげ落ち口に降りた。ここからすぐにナメが始まる。

 

段々ナメ。

 

3段4m滝。気持ちよく登れる。

 

モミジカラマツソウ

 

突然開け、広い林と大地。

 

どんどん遡行して行くと、見えてきた5m滝。

 

5m滝は水流右を登った。

 

金石沢は簡単コースだ。

 

スタートして約1時間ちょっとで二俣に到着した。ここから左俣に入り、チョキにつながる稜線まで詰めるのだ。まずはここで沢の水でコーヒーを沸かした。静かな時間が流れる。

 

予定通り鞍部に乗り上げた。

 

シモツケソウが咲いている。

 

イケマもたくさん咲いていた。

 

チョキまでは急登もあり、ところどころかすかな踏み跡もあった。

 

チョキ(1883.3m)に到着。もちろん誰もいない。

 

いつもの儀式。

 

休むことなくチョキを一気に下り、金石沢の右俣下降のコル(1750m)を確認して、すぐに2035mピークを目指す。やがてシャクナゲの藪が現れた。

 

見覚えのあるガレ場に出た。八幡山に登った時にはここを通っている。これで稜線はつながったが、せっかくだから予定通り2035mまで行くことにした。

 

2035mピークに到着。スタートから4時間弱かかった。

 

2035mピークの空。

 

シャクナゲで一杯。一つ一つ思い出す。ここでビールタイム。う~ん、いい時間だ。

 

いい時間があっという間に1時間過ぎてしまった。下山に取り掛かる。金石沢右俣下降地点の鞍部へ向かう途中に見えたチョキ(右のピーク)。

 

ここが右俣下降地点。1750mのコルだ。

 

この沢を下降していくのだ。すぐに水が出てきた。

 

右俣下降中に振り返ったら、こんなに素晴らしい風景が。

 

 下りは早い。すぐに奥の二俣まで来た。ここから沢の中を歩いて最初の二俣までも簡単だった。
 核心部(?)らしい5m滝はクライムダウン。

特に難しいところもなく間もなくスタート地点に戻る途中に、このような釜を3つほど発見。炭約釜にしては大きいし、何に使ったんだろうか?

 

ゆっくりと8時間歩き回った楽しい1日。帰りにクリスタルラインから見えた。