2019年6月17日
スタバンガー4日目。
街の中は歩きつくした。ならば日帰り小旅行。
というわけでスタバンガーの北西にあるウツシュタイン修道院に行ってみた。
インフォメーションセンターで行き方を教えてもらった。
公共交通機関の路線バスで行く。スタバンガーから海底トンネルを通ってRennesoyhodnet島のVikevogまで。ここでバスを乗り換Mosteroysima島のUtstein Kloster まで4つの島を経由して行くようだ。
この地域のバスは分かりやすい。すべて番号が振られていて、目的地の番号のバスに乗ればいい。
バスの中にはバスストップの表示があり、そのディスプレイを見ながら目的地でストップボタンを押す。
慣れない私のような旅行者は、乗車時に紙に書いた降車場所を見せておくと運転手さんが教えてくれる。とても親切だ。
目的地のMosteroysima島に入るとバスは狭い道を走る。
道の両側は放牧地になっていて羊がたくさん。時には堂々と羊が道路を横切るのだ。
Utstein Klosterで下車。運転手さんがこの道を行くようにと教えてくれた。
北大西洋の湾に沿って歩いていく。
ウツシュタイン修道院は1200年代にアウグスチノ会の修道院として設立したが、1537年の宗教改革によって修道院は閉鎖された。その後バイキングが入ってきて、修道院の建物の多くを破壊。しかし礼拝堂は破壊されなかったので、その後も地域の教会として礼拝が行われている。
1800年代にある家族がこの場所にお屋敷を建てて牧畜を行った。
今はそのお屋敷が博物館になっている。やがてその家族はイギリスに移住したが、教会は今でも第4日曜日にルター派の方式で礼拝を続けているとのことだ。
塔がありその中心にはパイプオルガンがあった。鍵盤を触ったら鍵盤が戻らなかったので、多分今は使われていないんだろう。
小旅行は楽しかった。
ウツシュタイン修道院へはツアーが組まれているが、やっぱり個人で訪ねるのが一番。バスに乗るのも、乗り換えるのもハラハラドキドキだが、それが面白い。
この地域の人たちはみんな親切。この親切でたくさんいい思いをしている。
優しい人たちが生活しているところだ。私は気に入っている。