奉納山(ぶのうさん)

 先週登った柳原岳へ向かう稜線から見た奉納山。なんとなく登ってみたくなって、今日は小谷村の押立沢から奉納山を目指した。
「奉納山」と書いて「ぶのうさん」と読む。難しいなあ~。
 奉納山も登山道はない。標高も1510.7mでいたって地味な山だ。それだけに私にとっては魅力的であり、登るなら今の時季がチャンスか!
 押立橋の斜面から取り付いた。いきなり急斜面。それだけにどんどん高度を稼ぐことができ、藪漕ぎではあったがあっと言う間に1400m地点の稜線に飛び出した。
 ここまで来れば緩やかな稜線伝いに登っていけばいい。残雪が出てきていて、ここでアイゼンを装着した。
 1時間弱で奉納山の山頂に。気持ちのいい空間だ。
 そして奉納岩と勝手に命名した露岩があり、その奉納岩の頂点まで登ってみた。素晴らしい眺望。昼までにはまだ時間がたくさんあったが、ここで記念のビールを飲まずにはいられない。
 至福の時を過ごし、東に延びる尾根の先にあるブナ平まで行ってみることにした。
 激藪の中を進む。
 タムシバがたくさん咲いていて、めったに来ない人間を歓迎してくれた。
 ブナ平も素晴らしかった。奉納山の山頂では、芽吹きの木々であまり眺望は良くなかったが、このブナ平では、ここから見える山すべてに登ったことが確認できて嬉しかった。
 ここまで来た人は、今までどのくらいいるだろうか?いつもの儀式を行って、奉納山経由で下山した。

 途中ゲットしたウドブキは大変美味でした。(おまけ)

 

2019年5月19日 ルート図

 

藪の中にひっそりとキケマンが咲いていた。

 

豪雪地帯特有の根曲がり杉。

 

ムラサキエンレイソウも。

 

ブナの葉についた実。もしかしたら虫?

 

振り返ると雨飾山が。

 

こんな急斜面を登りあげると1400m地点。

 

1400m地点の稜線から奉納山。

 

楽しみながら稜線を進み、やがて見えた奉納山の山頂。

 

山頂でいつもの儀式。

 

山頂の空。

 

命名した奉納岩に登ってみた!快適。

 

奉納岩から東山。

 

奉納岩から先週登った堂津岳。

 

北アルプスも見えた。

 

ブナ平でもいつもの儀式。

 

タムシバが咲いていた。

 

タムシバと北アルプス。

 

ブナ平から。

 

ブナ平から。

 

ブナ平から見える山は、すべて登っている。

 

雨飾山が立派だ。

 

ブナ平から。

 

火打山。

 

タムシバと北アルプス。

 

タムシバ

 

下山途中に出会った雨飾山。素晴らしい。

 

最後にオオカメノキ。