オークニー諸島を去る日が来た。
早朝の飛行機でエジンバラへ移動だ。オークニー諸島ではいい思いだけが残った。そして何より、ここに住む人たちの笑顔と温かさが一番うれしかった。
そして搭乗口から登場する飛行機まで歩いていくのも来た時と同じ。実にいい。
快適なフライトで、予定時間ぴったりにエジンバラに到着した。
ホテルで荷物を預かってもらい、すぐに町に飛び出す。今日1日しかない。
今までいたオークニー諸島とは違って人が多い。観光客もたくさんいて、御一行様(ツアー客)も多い。
エジンバラは古い石造りの建物が街並みを造っていて、すごく不思議な感じがする。中世と現代が交差して・・・、しかし現代の忙しさは感じないかな。
聖ジャイルズ大成聖堂の正面入り口。長老派の教会で14世紀~16世紀にかけてゴシック様式で再建されている。
オーストリアのリーガー社製のパイプオルガンの内部の仕掛け。興味深い。
そして何かの歴史ある建物?と思ったら今は多目的ビルになっているらしい。
石の階段を上ってエジンバラ城を目指す。すごい人だ。観光客で一杯。
エジンバラ城の門をくぐりゆっくりと道なりに歩いていく。少しホッとする風景。
エジンバラで最古の建造物であり、その祭壇はひっそりと息づいていた。
それにしても人が多い。
オークニー諸島とのギャップが大きくて落ち着かない。エジンバラ城を退散して、スコッチ・ウィスキー・エクスペリエンスの併設のレストランでランチをとる。
地ビールのテンペスト。ジェイクスピアの劇に由来するのであろう。
とても落ち着く小聖堂。ここでアガサ・クリスティが結構式を挙げたそうだ。
公園を東方面に歩いて行ったら、スコットモニュメントに出合った。すごく大きい。
時間は15時過ぎ。ホテルにチェックインして、聖パトリック・カトリック教会を目指した。
この礼拝堂には誰もいない。エジンバラでの静かな時間が流れる。
エジンバラは活気があって人が多いが、地元民はやさしい心根を持っている。そしてとても気が利く。グラスゴーより私は好きだ。
今回のイギリス巡り。たくさんの心優しい人たちに触れることができた。ツンと澄ますことのない人たち。
いつも優しく微笑む人たち。そうした人たちが、このエジンバラの街並みを守っているのだ。
明日(3日)昼の飛行機でフランクフルト経由にて帰国の途につく。