2週間前にチャレンジした朝日村の烏帽子岳。ラッセルに時間がかかって山頂目前で引き返した。それからズ~と心に引っかかっていた烏帽子岳。もう雪はしまっただろうと再度烏帽子岳を目指した。
寒い早朝だ。
1日中気温は上がらない日らしい。となると残雪の状態もいいだろう。前回駐車した場所から再度同じルートを辿ることにした。2度目は気が楽だ。
思っていた通り残雪の登りは快適。周りは前回と違って霧氷が一杯ついた木々に囲まれた世界だ。青空は見えないが、この霧氷と静けさが静謐な空間を醸し出している・・・。
稜線から少し外れると、鉢盛山と穂高連峰がくっきりと見えた。
前回引き返した地点では、素晴らしい烏帽子岳の姿が待っていた。
この日でしか出会うことのできない姿だ。気温が低く空気が澄んでいる分霧氷と烏帽子岳がくっきりと!私を呼び寄せている。行くしかない!
ここから3つの急登が始まる。残雪にステップを切って約1時間で山頂に着いた。眺望はない。
風が出てきてすぐに下山に取り掛かる。
同じルートではつまらないので、1650mあたりから東斜面を下りていった。
やがてコウモリ沢に出た。コウモリ沢を下降し中俣沢の林道へ。この林道は、かつて南川金一氏が鍋冠山を登った時に利用している。次は鍋冠山かな?と思いながら、30分ほどで駐車場所に着いた。
今回の山行はこれでお終い。う~ん満足でした。
稜線に戻り登っていくと、やがて見えてきた素晴らしい烏帽子岳の姿。