自分の中にいろんなことを刻むために映画「杉原千畝」を観に行った。
カウナスで「杉原千畝」の空気に触れてきただけに、映画は感動的だった。そして改めて彼の偉大なる生涯に心が震えた。
映画を見て知ったのは、忘れてはならない人がもう一人いることだ。
当時のウラジオストクの日本領事である。
杉原氏に発行してもらった査証を手にウラジオストクまでシベリア鉄道で行ったユダヤ人たち。そこから日本へ渡航しようとしたときに足止めをされてしまった。
その時に日本領事は「私が全責任を負う」といって、ユダヤ人たちの乗船を許可したのだ。
日本が船上から見えたときに、ユダヤ人たちはイスラエル国家「ハティクバ(希望という意味)」をみんなで歌いだした。
ウラジオストクの日本領事の英断がなかったら、ユダヤ人たちは救われなかった。
『世界のどこに散らされようとも、われらの目がシオンを、エルサレムを見ている限り、私たちは希望を持つ・・・・。』