2018年6月9日
サグレスを去る時が来た。
私にとってはサグレスは思い出深いところとなった。
沢木耕太郎氏は、サグレスに来て旅を終わりにしようと思った。私はこの躍動感あるサグレスの海を見て、まだまだ人生を楽しみたいと思った。それもマニアックにそして積極的に。
沢木耕太郎氏には人生を考えるのにいい場所を教えてもらったと思う。
「深夜特急」に出合ってから思い続けたサグレスは、私にとって明るい場所であった。飛躍の場所であった。
10:25発のラゴス行きのバスに乗り込む。約1時間でラゴスに着いた。
ラゴスのバスターミナル。サグレス行きのバスもここで乗車した。
ここからファロへはバスにしようか列車にしようか迷ったが、バスは15:00発というから列車にした。
バスターミナルから鉄道駅までは徒歩15分ぐらい。バスターミナル前にはマリーナがある。
列車出発は約1時間後。その間に市場を見て回った。焼き菓子やナッツなどを買って列車の中での楽しみに。
ファロ行きのディーゼル車はゆっくりと走っていく。
・・・と、突然車掌が大声で「ここに座っていて!」と言いながら通過していく。なに、なに?列車が止まり30分。乗客たちが騒ぎ出し、降車していく人たちもかなりいる。
なに、なに?
隣の人に聞いたら、列車と車が衝突したらしいとのこと。衝撃は感じなかったが、外を見るとレスキュー車がやってきた。
どうしたらいいの?ファロはまだ先だ。タクシーで行ける範囲でもない。どうしよう。かなりの乗客が下りてしまって、人はまばら・・・。
迷っていたら、降車したはずの乗客が戻ってきた。そして車掌がやってきて「このままで」という。訳が分からない。ドキドキしながらじっと我慢?していたら列車は動き出した。拍手!!!
そこからは順調。ファロへは約40分遅れで到着した。
今回の旅ではハプニングがないな!と思っていたら、終わり近くになってビックリコンであった。