2018年6月7日
リスボンを去る時が来た。そしていよいよ今回の旅の一番の目的であるサグレスに向かう日がやってきた。ワクワク感とドキドキ感で一杯だ。
列車を2度乗り換えてラゴスへ。そして路線バスでサグレスにいくのだ。
リスボンのエントレカンポス駅から列車に乗車。
これまたハラハラであった。ディスプレイにはぎりぎりにならないと発車番線が表示されない。いつものことだから・・・と思っていたら、ディスプレイには列車番号がなく、出発時間で確認するという不安な乗車であった。そばにいた女性が手伝ってくれて本当に助かった。というスタート。
この列車はファロ行きで、途中トゥネスで乗り換えなければならない。乗り換え時間は約10分。
ここでも緊張が高まった。列車が遅れてトゥネス発の列車に間に合わない。どうなるんだろう・・・。車掌が運よく来たので確認をしてみたら、乗り継ぎ列車は待っているとのこと。しかしあまり時間がないということで、降車口で待つように言われ、その車掌はトゥネス到着時に乗り換えを手伝ってくれた。
「あの列車だ。走れ!」「サンキュー、サンキュー」と叫びながらサグレス行きの列車に乗り込んだ。ふ~。
ここから約1時間。各駅停車の列車はディーゼル車?ゆっくりと列車は進んでいった。
ラゴスに到着した。次は乗り換え時間約30分のうちに、バスターミナルまで走りバスチケットを購入しなければならない。バスターミナルは?そばに歩いていた若い男性に「ターミナルはどっち?」と聞いたら、「今自分が行くところだから一緒に!」
もう~涙が出るぐらいに嬉しかった。
多くの人の親切によって、サグレス行きのバスに乗ることができた。
サグレスまではバスに約1時間。
普通に地域の住民が使用しているローカルバスだ。各バス停で停車し、乗客の乗り降りが繰り返され、やがてサグレスの街に入ってきた。
さあ~今度はどこで降りていいか分からない。
運転手に地図を見せ「ここ?」と確認。「ここだ、ここだ、ここで降りろ!」
どうなることかと思いながら、やっと(?)たどり着いたサグレス。
バスを降りたそこはレププリカ広場でエンリケ航海王子の像が立っていた。
青い空と海。吸い込まされそうになる。もうこれだけでも来てよかった・・・。このサグレスに来るのに大変だったが、それだけの価値がある。