2018年6月6日
2日前に行く予定であったシントラ。鉄道のストで延期せざるを得なかったけれど、今日は順調に事が運んだ。
約40分でシントラに到着。さあ~これからだ。先にロト岬に向かうことにした。駅前から403番のバスに乗る。乗り口で運転手さんから1日乗り放題バスチケットを購入。一人15ユーロ。レシートのようなものを渡され、乗車するごとに提示すればOKらしい。
時間が早かったので、ゆっくりと座れた。
快適にバスが走り、約40分でロカ岬のインフォメーションセンター前に到着。まずは最西端到達証明書を発行してもらう。
そこにはポルトガル詩人カモンイスが詠んだ詩の一部が刻まれている。『ここに地果て、海始まる』
403番のバスでシントラ駅に戻った。ここからは434番のバスに乗って、まずはムーアの城跡へ。
7~8世紀にムーア人によって築かれたが、1147年にアフォンソ・エンリケス王によって落城されたところ。
城壁が続き、塔にも登れるようになっている。塔からはシントラの町がよく見えた。
シントラの観光客の多さにはビックリした。
各所ごとにチケット購入と入場の行列が長く続いている。これではとても1日では回り切れない。
再び434番のバスに乗ってペーナ宮殿に降車しようとしたが、観光客の行列を見てパス。再び駅前にバスで戻り、ここからは歩いて王宮に行くことにした。
途中シントラのお菓子ケイジャーダとトラヴセイロを食べに、かわいいお店に寄った。
ケイジャーダはチーズを使った菓子のこと。シントラでは13世紀から作られている伝統菓子だ。
シントラのもう一つの銘菓であるトラヴセイロ。形が枕(トラヴセイロ)の形をしているところからその名がつけられているとか。
市庁舎の前の道をどんどん歩いていくとムーアの泉があり、今でも水がわいている。
そして見えてきました。王宮。イスラム教徒が築城したもの。白い2本の煙突が目立つ。
上を見上げれば、素晴らしい天井。この天井の高さは2本の煙突の高さと同じだそうだ。
王宮はとても興味深かった。ムデハル、ゴシック、マヌエル、ルネッサンスなどの様式が残っていて、その時代の悲喜こもごもを感じた。
王宮のすぐ近くにあった聖マルチン教会。素朴で静かな教会であった。おそらくコスタ・デ・リスボアでの教会は、ここが最後だろう。
教会のすぐわきの狭い坂を下った途中にある伝統的ポルトガル料理の店「トゥーリャス・バー」の入り口。
オーダーしたタコのグリル。オリーブオイルとガーリックでグリルしてある。目の前で料理ばさみでタコを切ってくれた。とても美味しかった。
駅に戻る途中、時計台の鐘がなっていた。いい思いを持ってシンドラを去るんだ。
明日はサグレスに向かって移動する。今回の旅の目的地・・・だ。