今年最後の山は、裏妙義の運管岩までのクライミングにした。
軍艦岩は、国土地理院の地図には載っていないが昭文社の地図には立派に載っている。今年3月で閉めてしまった裏妙義国民宿舎の真裏に軍艦岩はデ~ンと存し、御殿の岩と並んで誰もの目を惹く存在だ。ただその岩稜を御殿とか軍艦岩だと知っている人は少ないだろう。もちろん両方ともルートはない。
御殿にはすでに登っている。
軍艦岩は2~3年まえに登っているのだが、その時には軍艦岩ということがどうしても確信できなかった。そこで再度確認もかねてのクライミングとなった。
考えたルートは、木戸前ルンゼを詰めて稜線に上がり、稜線を奥まで進んでいくコース。木戸前ルンゼのクライミングは楽しいコースである。全体の2分の1上がクライミングの対象となる。
雪がチラチラ舞う中、快適に木戸前ルンゼを登攀し終了点から東の方へ稜線を詰めていった。もうこれ以上先はないというところが軍艦岩。今回はここが軍艦岩だと確信できた。だからいつの儀式を行った。
旧裏妙義国民宿舎の駐車場から眺めるこれらの岩にも、今後は気持ちがさらに深まるだろう。今年の山の素晴らしいフィナーレだった。
終了点から東の方の稜線を進んだ。約30分、軍艦岩に到着。いつもの儀式を。
木戸裏沢を下降して木戸壁まで戻った。木戸壁を見上げると・・・。