新潟県阿賀町に大スラブがあることを知ったのは3年ほど前。御前ヶ遊窟という。いつか行ってみたいと思っていた。いよいよその時が来た。長野から登山口まで車で2.5時間。たいしたことないか!早朝に出発し、登山口に向かった。すでに4台の車が止まっていた。
柴倉川鍬沢に沿ってつけられた登山道を行く。シジミ沢出会いで渡渉をして涸れたシジミ沢に沿って登っていく。やがて御前ヶ遊窟の岩峰が見えだした。
血が騒ぐ(?)。行くしかない。
スラブが濡れていて、グレードは高くなっていた。先行しパーティーは、みなハーネスにロープ。私はノーロープ。鎖やロープ設置されているところもあったが、何もないところの登攀は緊張した。妙義山系より難しく感じた。
いくつかの遊窟を覗き、遊窟のピークへ。入山していたパーティーをすべて追い抜き、本日では一番乗りであった。眺望良く、天気よく、充実したビールタイムを楽しんだ。
下山は井戸小屋山経由で。多少のルーファイは必要であったが、いつもの沢登よりずっと気が楽であった。
この御前ヶ遊窟はお薦めです。
鍬沢に沿った道から鍬沢を見下ろす。沢の遡行でもよかったか・・・!
涸れたシジミ沢を登っていくと、見えました!御前ヶ遊窟の岩峰群。
長く続くスラブで、追い越した先行パーティはロープを使用していた。
御前ヶ遊窟のピークに到着した。スラブは緊張したが、いつもの沢よりずっと気が楽であった。