アイスランドではアクティブに過ごすことができた。それだけにたくさんの思い出が積み重ねられた。
いよいよ出国の時。
ホテルを午前2時過ぎにチェックアウトして、空港行きのバスに乗り込んだ。そして今はラウンジで、アイスランドでの体験を思い出しながらこのブログを書いている。
アイスランドは公共交通機関があまり発達していなく、バスかタクシーかレンタカーの利用での移動となる。タクシー料金はとても高く、気軽には使えない。レンタカーはちょっと自信がないので、現地ではツアーを利用するしかなかった。
しかし通常のツアーと違って、一つ一つが満足いくものだった。
インパクトがあり、参加者の心に何かしらの思い出を刻み込んでくれるのだ。よくある、ただ行ってきました・・・ではない。何よりも自己責任の世界なので、それがいいのかもしれない。日本だったら「ダメ、やめてください」の世界が「気を付けて」の一言があるだけ。
ツアーであっても自由に行動できることは素晴らしい。もちろん時間などは守ることは必要だが。集団行動であって、集団行動に縛られない。そして障害者に対しても、黙って手助けをするのではなく、必ず「手伝うか?」と確認してくれる。必要以上に手を出さない。
空港とホテル間のバス利用は不安であったが、アイスランドはしっかりしていた。
空港からホテルの玄関先までバスで送ってくれるし、空港へは、ホテルの玄関まで迎えに来てくれる。
料金はタクシー代の10分の1。時間はほとんど変わらない。
今回の旅行では、アイスランドの空気を十分に堪能しただけでなく、観光国を誇るアイスランドの精神をも学ぶことができた。
最後にちょっと一言。
氷河の洞窟内で、氷壁に声を響かせながら「さくら、さくら」を歌った日本人は、おそらく私の夫一人だけであろう。
アイスランドのケフラヴィーク国際空港のラウンジ。中央に溶岩のケルンがあった。さすが火山の国の演出。