3月にねんぼう岩へ行って帰宅してから地図を確認したら、三方ヶ峰まで抜けられるのではないかということに気が付いた。それが気になってしょうがない。ならば行くしかないでしょ。
三方ヶ峰は標高2040.7mなので残雪はあるだろう。そうなると時間が読めないか・・。それだけにワクワク感は大きかった。
2025年4月12日 ルート図

ねんぼう岩からアーチ岩をくぐって尾根に取り付き、標高1700mまでは前回行っているから気が楽だ。駐車場所から迷うことなくねんぼう岩まで到着。
季節は進んでいる。年坊岩の基部に行くには沢にかかった橋を利用するのだが、橋が壊れていて、前回は簡単に渡渉できたが、今回は雪解け水が多くて渡渉芭蕉を探すのにちょっと時間がかかった。
ねんぼう岩

ねんぼ岩をよく見ると、ゴリラの横顔だわ。

ねんぼう岩の基部にある胎内くぐり。ここを抜けてアーチ岩に行くのだ。

一度探検しているからルートもわかっていて順調。アーチ岩も立派だわ。

アーチ岩をくぐり急斜面に取り付いていくのだ。

前回は土が凍っていて緊張したが、すっかり春の気温で柔らかい斜面。その分足を踏ん張ってもずり落ちる。急斜面だから足に力が入る。

三方ヶ峰へと続く尾根に乗っかり、標高1700メートルまで来た。前回はここで引き返している。これから先が未知。地図で確認すると岩稜帯の間にある尾根利用して登っていくのだ。
まだまだ急登が続き、1800m辺りで笹が出てきた。
しばらく笹薮が続く広い尾根。

1900mで笹薮を抜けたら残雪が出てきた。ここから標高差104m。頑張れるわ。

どこでもルートどりはできるのだろうが、夏道に出るまでに激薮を越えなくてはならなかった。

北アルプスが見えて、頑張ろうという気になる。

激薮をやっと超えた。残雪があってまだまだこんな状態が続くのだ。残雪と踏み抜き地獄が待ち構えていた。踏み抜きがひどいときには腰まで。上がるのに大変。
踏み抜き地獄帯。

やっと平安に歩ける状態になった。三方ヶ峰の標識が遠くに見える。

スタートしてから4.5時間かかって目的地の到着した。もちろん誰もいない。初めてここに来た時には廃シーズンだったから大勢人がいた。誰もいないところで静かな時間を過ごすことのできるのは至福。
三方ヶ峰

この辺りに三角点があるはずだが、いくら探してもわからなかった。正面に八ヶ岳。蓼科山はまだ白いわ。

北アルプスもきれいに見えた。
