入軽井沢の大岩

 先週の山の帰りに目に留まった大岩。入軽井沢地区にある大岩だ。気になってしょうがない。ならばワクワクしながら登りにいちゃおう~と。

2025年1月18日 ルート図

 駐車場所は偶然見つけた入軽井沢の区民広場に。そこから立派に見える大岩を目指して、適当に斜面に取り付いた。

中央に見える大岩が今日の目標。

 うまく尾根に乗り上げ、急登をガンガン行く。やがて岩稜地帯に出たが、地図上の岩マーク地帯より手前。

尾根そのものが岩稜になっていて、結構際どいところもある。

 見晴らしのいい場所に石板があり、文字が刻まれてた。この地域の人たちの昔ながらの信仰心だろうか・・・?正直びっくりした。ここまで人の痕跡が一切なかったから。いつの時代の石板かも分からない。古代のロマン。

この地域を見守るように石板があった。

 尾根を外さないように高度を上げていく。大きな岩壁の前に出た。偶然にも見つけた2体の地蔵様。やっぱりこの大岩は地元の人たちの信仰心で守られているんだ。それにしても、ここまで重たい石仏を運んできた人々の想いに、何か深いものを感じる。

2体の地蔵様。というより修行僧かな。

修行僧の大岩壁を右に巻いて登り上げると、目的の大岩の基部に出た。

 この大岩は正面突破ができない。更に右を巻いて登り上げるとビックリ。ここにも文字が刻まれた石板がひっそりと佇んでいた。

何か文字が刻まれた石板。

 ここから大岩の北側の鞍部に登り上げたら、そこにはもう一つの大岩があった。その大岩から尾根伝いに登っていくと稜線に出た。

 稜線を西方面に進んでいく。2つ目の目的の三角点探し。

 稜線には残雪があり、もしかして三角点は雪の下かな・・・と思いながらGPSで確認下ながら進んだ。ありました!

点名・別当

 ここまでくれば、今度は南東にある三角点を踏んでから下山しようと思った。距離にして2キロぐらい。標高差150m位下ったところにあるはず。

 三角点があるだろうところまでたどり着いたが、いくら探しても三角点が見つからなかった。仕方がない(?)ので、GPSで三角点の場所を確認し、そこに簡易の三角点を作った。ほとんど人が来ないだろうね。

点名・岡保。

点名・岡保の空。

点名・岡保から見えた東太郎山。

 適当なところを下って行くことにした。地図ではここから下に岩マークがないので大丈夫だろう。それにしても急斜面で、ロープを出そうかと思ったが、面倒なので気につかまりながら下って行った。

 ピッタリとスタート場所に下山できた。素晴らしい!

遠くに湯ノ丸山や烏帽子岳が見えた。

 大岩が並んで二つ見えるが、やや右奥の岩に立てた。今日のコースは上級コースだった。今年初の岩に触れることができて気持ち晴々。

入軽井沢の大岩2つ。

駐車場所に戻り今日のコースを確認。