御場山(西上州の山)

 戸隠にも雪がやってきた。前回で今年の戸隠窟探しは終了。これからは西上州の季節だ。

 昨年の5月に下仁田の一本岩に行っている。その時に御場山なる山の存在を知った。現在は廃道になっているかつての登山道もあるらしい。その廃道をたどりながら御場山のピークを踏んでみることにした。

2024年11月23日 ルート図

 朝8時過ぎに駐車場所をスタートした。今日のコースは沢を利用して御場山のピークを踏んで、下山ルートは、廃道を利用し一本岩経由でスタート地点に戻るというもの。

沢に向かう途中で見えた御場山。左にある岩峰は無名峰。

天気は素晴らしく、目的の沢もすぐに見つかった。沢に沿って登っていくのだが、左手の御場山の岩壁沿いに進むことだ。

炭焼き窯があった。ここは二俣で、左俣を進む。

まだまだ沢を登っていく。

 途中の幾つ目かの二俣で右俣に入ってしまったらしく、目指す御場山から離れていることに気づいた。地図を見ながら二つほど尾根を乗越しやっと北正面に御場山が見える基部まで来た。

 ここからはかなりの急登。しかし一般道に入ったので、うるさいぐらいにピンテが付いているので迷うことはない。

スタートしてから2時間半ぐらいで御場山山頂に到着。三角点があった。三等三角点。点名・御場山だ。

 御場山山頂から北に延びる尾根を進むと見晴しがいい場所に出た。

正面に星穴岳。その左に相馬岳。久しぶりに妙義山系に出合い気持ちが晴々する。右下には筆頭岩が。今年も登ったわ。

谷急山が左に。その右は大烏帽子から子烏帽子の稜線。

遠くに両神山も見えた。

 まったりと時間を過ごし下山に取り掛かった。

 予定通り廃道をたどって一本岩を目指して行ったが、廃道というより全く道型がなく、GPSに載っている道をたどっていったが、途中でばからしくなり適当なところから一気に下り始めた。

 途中降りられない大滝があり、仕方ないから右手の尾根に取り付き大滝を巻いた。ガンガン下っていくと見覚えのある所に出て、そこは登りに使った沢の二俣だった。それがなぜかとても可笑しくて、フフフと・・・。

 一本岩に続く車道に出た。時間がないし、ほとんどがバリコースで行ってこれた満足感から一本岩はパス。実に面白く楽しい一日だった。

車道からの御場山。