ジャージー島

 8月30日

 いよいよチャンネル諸島に渡る日である。ヒースローから7:45発のフライトでジャージー島に。ジャージー島からは13:00発のフライトでガーンジー島へ行く予定だ。

 ヒースロー空港には2時間前に行って、空港でモーニングを食べることにした。

早朝の空港レストラン。

 イングリッシュ・ブレックファーストを食した。これにコーヒー、パンを付けて2人で59.52£。日本円に計算しちゃあいけないけれど、いいお値段にびっくり。

イギリス国内線は、ターミナル5。国内線であっても、かなり広く人も大勢いた。

久々のブリティッシュ・エアライン。この飛行機でまずはジャージー島へ。

 フライト時間1時間10分でジャージー島に到着した。ジャージー島の空港は、ヒーストート比べ物にならないぐらい小さい。オークニー諸島へ行った時のことを思い出した。雰囲気もオークニー諸島の空港に似ている。

ジャージー空港

 ジャージー島からガーンジー島へ行くフライトは13:00発で、搭乗時間まで4時間あった。当初12:00発のフライトであったが、13:00発に変更になったのだ。3時間ならば無理だが、4時間あればジャージー島の1か所ぐらいは足を延ばせるか!

 フライト時間が変更になったのはラッキーだった。

 ジャージー島でどこに行こうかと地図を眺めていたら、プレモントビーチにRook Pools があることに気が付いた。車で片道20分。ならばゆっくり往復できるだろう。

 空港で客待ちしていたタクシードライバーと交渉をして、プレモントビーチまで往復してもらうことにした。待ち時間も了解してもらった。

 天気がいいので、それだけでテンションが上がる。

 タクシーを待たせてビーチに向かって山の上から降りて行った。

プレモントビーチ

 ビーチの手前には、奇岩や岩稜の窟などがあって、靴をぬらさずに移動できた。

Piemont Rook Pools

高い岩稜から落ちる滝。

窟もあった。

岩稜に穴が開いていたので通り抜けてみた。

通り抜ける手前の滝。

水量は多くなかったので、できるだけ近づいてみた。

ここにも小さな潜り抜け。

ビーチの西方面。

ビーチの東方面。

こんな岩稜もあった。

 30分ばかり歩き回って岩にも登ったりして思わぬ楽しみの時間に満足。どんどん時間が迫ってきた。まだまだここに居たい・・・!が、戻る時間だ。

 今度ジャージー島に来た時には、もう一度ここを訪ねてみたい。周りの岩にもっと登ったり、窟の中に入ったり、楽しむことがたくさんある場所。

想いを残して空港に戻る途中、道端にあった教会に寄った。

敷地内では、墓に囲まれた教会が建っていた。オークニー諸島に、本当に似ている・・気がした。

礼拝堂。この教会はイギリス国教会(聖公会)だった。

急いで空港に戻り、チェックインを済ませラウンジで搭乗待ち。便数が少ないので、直前にならないと搭乗ゲートが発表されない。

ここで飲んだビールはとても美味しかった。

 チャンネル諸島に来る前に、カードが使えるのか確認が大変だった。というのは、島の場合使えないことが今までは多かったから。AIに確認(笑)したらカード決済は当たり前ということなので、£はあまり用意しなかった。

 実際にジャージー島での支払いはカード決済が喜ばれた。・・・のだが、カード決済も日本のように「機械にタッチ決済」は少なく、スマホでQRコードを読み込んで、スマホを通しての決済を求められたのにはびっくりした。空港でモーニングを取った時にもそうだった。その時は時間がなかったので、伝票を発行してもらい、タッチ決済で済ませた。しかしQRコード決済は初めてだったので戸惑った。

 ジャージー島に到着して、空港で荷物を預かってもらうところでも、カード決済はQRコード経由だった。係の人に手伝ってもらいながら進めたが、途中で頓挫してしまい、結局現金払いということになった。

 荷物預かり費用は6£。10£紙幣を出したらおつりがないというので、横の売店で水を買って崩そうとしたら、その売店もカード決済のみと言われてしまった。

 海外に何度出かけても、時代の流れとともにいろんなことがどんどん変わっていくことを体感する。そして日本が後手に回っていることも結構多いことに気が付く。

 笑っちゃうけれど、出国前はカードが使えるか心配だったが、現地に来てみると、現金が使えるか心配になってきた。

 チャンネル諸島のジャージー島での4時間で体験したこと。いろんな面で、ジャージー島の時間は密度が濃かった。

この飛行機でガーンジー島に移動する。移動時間は25分。