久々の山(?)。1か月前に霧隠峰を登った時に、残雪期ではあったが雪が締まることなくズボズボの状態で、東峰にしか立つことができなかった。残されている霧隠峰の西峰は心残り。行くしかない!ということで、今回は角間渓谷を利用することにした。
角間温泉の裏側には鬼ヶ城という奇岩がある。この奇岩を経由して霧隠峰の西峰、東峰のピークに立ち、下山は角間川を下降することにした。長丁場だ。覚悟して角間温泉からスタートした。
2024年4月27日 ルート図
長丁場だ。覚悟して角間温泉からスタートした。 スタート地点からの鬼ヶ城の奇岩。ワクワクする。
荒れた斜面を登っていく。
チチブシロカネソウ
思ったより短時間で鬼ヶ城の奇岩の基部に到着した。
この奇岩を中心に一帯を鬼ヶ城というらしい。だからこの岩は鬼岩。
ヒカゲツツジがたくさん咲いていた。
鬼岩を背にして次の岩に登り上げる。登り上げると鬼の塔。フリーで登ることができたが、久しぶりのクライミングなので少し緊張した。振り返ると鬼岩の素晴らしい姿を確認できた。
鬼岩
正面には霧隠峰の東峰。
鬼の塔まですごく面白かった。というか心地よい緊張感もあって楽しかった。
鬼の塔から鬼の戸渡を進むことになる。戸隠の蟻の戸渡よりは短く岩幅は同じくらいかも。ロープが張ってあったが、戸渡をヒョイヒョイと。
鬼の戸渡を渡り終えると10m位岩を急下降する。いや~楽しいわ。鬼の戸渡の基部から、今度は尾根を忠実に上っていくとジャンクションに到着した。地図で確認してもジャンクションという感じではないのだけれど・・・。
ジャンクション
ジャンクションでいつもの儀式。
ジャンクションからの霧隠峰の東峰。どこからでも目立つピークだわ。
ヒメイチゲ
やがて雲雀沢の頭といわれるところに到着。標高点1449m。いつもの儀式。ここから霧隠峰の西峰を目指して尾根を進んでいく。
遠くに烏帽子岳が見えたが、今日は霞んでいる。
霧隠峰の西峰が目の前に迫ってきた。正面の急斜面に取り付いていった。藪と岩、かなりの急斜面で慎重に登っていく。
途中鞍部があり、ヒカゲツツジが出迎えてくれた。
実はヒカゲツツジの群生を抜けたら西峰のピーク化と思いきや、偽ピークであり、西峰の頂上直下は非常に緊張した。西峰のピークに抜け出てほっとする。
西峰のピークは非常に狭い。正面には東峰の姿が堂々と構えていた。
四阿山が見える。
達磨尾根と達磨山も。
霧隠峰の西峰でいつもの儀式。
西峰から東峰を目指して鞍部に降りた。鞍部からは、前回たどったところをにぼっていく。東峰には簡単に到着。やっぱり一度歩いたところは気が楽だ。
ここでもヒカゲツツジがたくさん咲いていた。前回は一面雪だった。
東峰でのいつもの儀式。前回はできなかったからね。左奥のピークは、雲雀沢の頭。あそこを通ってここまで来た。ここで予定の半分だわ。
霧隠峰のピークからしばらく尾根に沿って進み、途中から角間川支流に降りる予定。
東峰からすぐのところにはローソク岩が。地図にはない。基部まで行きたかったが、足が攣ってそれどころではない。それに沢下降がかなり時間かかるだろうから、痛い足を引きずりながら先に進んだ。
ローソク岩。
地図で確認して、1640m当たりのピークから見通しのきく斜面を下っていく。このまま下れば角間川の支流に出るはず。
ハシリドコロがあちらこちらに咲いていた。
ネコメノソウも咲いている。
角間川支流から本流に入った。何回も渡渉していく。今年初の沢だ歩き。途中山桜がきれいに見えた。
ヒトリシズカ
現在は通行止めになっている森林浴道に出た。ここまで来たら後はまっすぐ進んで駐車場所に到着するはず。
途中鬼ヶ城の鬼岩がよく見えた。