国境平~鼻曲山(長野・群馬県境歩き)

 いよいよ今年の県境歩きがスタートした。今回は、鼻曲山から浅間山のふもとまでの県境をつなげる予定。積雪があるから丁度いい。というのは多分誰もいないだろうから。国境平から鼻曲山までは、一部登山道として整備されている。特に鼻曲山頂上直下の稜線では、二度上峠からのルートと一緒になる。

 いい天気に恵まれ国境平の林道からスタートした。

 地図で確認すると1382.7mのピークに県境が引かれている。雪の中から頭を出している県境杭に沿って登って行った。苦労することなく1382.7mの三角点に到着。あまり眺望はない。隣のスキー場からの賑やかな音楽が聞こえるのがちょっと邪魔(?)

 そこからは忠実に尾根を外さずに鼻曲山を目指して登って行く。くるぶしぐらいまでの積雪が楽しい。膝までというとラッセルが大変だものね。

 1473mの標高点を越えると急登になった。雪も場所によっては膝までのところも。ここが本日の核心部か!

 急登を登り上げるとなだらかな稜線。やがて二度上峠からのルートと一緒になり、まもなく見覚えのある鼻曲山の山頂に到着した。

 山頂からは藪が邪魔して浅間山は木々の間からしか見えない。八ヶ岳や南アルプスが遠くに見えた。

 日差しは暖かい。青空の元ビールタイム。地図を見ながら今後の県境歩きの作戦を練る。浅間山のふもとから浅間山までつなげれば、御飯岳までは繋がることになる。でも浅間山は2キロ範囲内登山禁止区域だから、そこは仕方ないけれど。

 下山は、同じルートを歩いてもつまらないので、途中から北側の尾根を下ってスタート地点に戻った。積雪があったからこそ楽しい県境繋ぎだった。

2024年1月27日 ルート図

スタート地点の近くの藪が切れているところから1382.7mのピークを目指して登って行く。ここが県境の尾根となっている。

ウサギの足跡が続いていて、ウサギも県境を歩いているらしい。

1382.7mの三角点に到着。点名・大日影。

ここから先は忠実に尾根を登って行けばいい。気持ちのいい尾根が続いている。

祠があった。

かなりの急登を過ぎると穏やかな稜線に出て間もなく鼻曲山。

鼻曲山の1655m標柱。三角点はない。

八ヶ岳と南アルプスが遠い。

木々の間から浅間山。

下山は別ルートで。自分の足アロを振り返ったらお日様がまぶしかった。

スタート地点の国境平へ戻った。ここから浅間山の基部まで線をつなげた。途中浅間山がきれいに見えた。これは東側から見る浅間山。

帰宅途中に南から見た浅間山。左手前は剣ヶ峰。やっぱり南側からの浅間山が格好いいかな。噴煙が多い。火山活動が活発?こんなに噴煙が出ているのを見たことがない。