ゴゾ島・シャウキーヤ~シュレンディ(南海岸線トレッキング)

 マルタ共和国のゴゾ島で新年を迎えた。ここは平和。

 朝、家族から連絡があり北陸地方が地震に見舞われたとのこと。海外にいても、スマホに次から次へと地震や津波の注意報が入ってきた。石川の山友は直接に被害に遭わなかったそうで一安心。

 予定通り、シャウキーヤ教会で新年礼拝に出席するために出かけた。バスターミナルから301番バスに乗っていく。industrijaliというバス停で下車。目の前に風車があった。

風車の前を歩いていくと、遠くに教会が見えだした。

 シャウキーヤ教会。別名ロトゥンダ聖洗礼者ヨハネ教会。直径27m、円周85mのドームはヨーロッパで3番目に高いドームだそう。

新年礼拝に出席した。

丸天井にステンドグラス。

 新年礼拝が終了して、再びバスに乗る。これからトレッキングのスタート地点に行くのだ。

 ところがです。途中から渋滞でバスが動かなくなり、かなり手前で乗客全員が下ろされてしまった。予定していたトレッキングはスタート地点をずらして歩きだすことにした。

 スマホで確認しながら、トレッキングコースに入る。基本左手に海を見ながら西に向かっていくルートを予定していた。ゴールはシュレンディ。約8キロの道のりだ。

とにかく海岸繊維でなくてはと海に向かって歩いて行った。

海岸線に出た。トレイルは海岸線に沿って付けられているはず。

あの監視塔の左の道からトレイルに入ることができた。

絶対車が来ないトレイルを歩いていく。そうしたらソルトバンが出てきた。

ゴゾ島にはサボテンもある。

花の名前は分からないけど、ミツバチたちがたくさん来ていた。

ゴゾ島の南側の水平線。

今見えている奥の岬よりもさらに先の岬まで行くのだ。

ところどころにトレイルの赤いマーキング。

今日のコースは花の多いコースで、夏場だったらもっと色んな花が咲いているのだ。

これから素朴な入り江(Mġarr ix-Xini)を目指して断崖を北上していく。水がきれいだ。

Mġarr ix-Xiniの砦の基部を歩いていく。

咲いている花に癒しを覚える。

Mġarr ix-Xiniまで行って対岸の断崖に移った。今歩いてきたルートを確認。それにしてもきれいな水。

歩いてきたMġarr ix-Xiniの砦が見える。

 ここからしばらく海岸線から離れたところを歩いていく。

今朝新年礼拝に出席したシャウキーナ教会が見えた。

中央にヴィクロリアのゴゾ大聖堂。

車道もコースになっていて、ロータリーに設置されているWorkersという彫刻。

また海岸線の断崖に戻った。陽に照らされた海は穏やか。

断崖のコースには花が咲いていていい。

こうしたトレイルが続いている。

迫力ある断崖。

断崖を回り込んで振り返る。シナップ岩壁という。この地区の村を大きく特徴づけていると説明書きがあった。

見飽きない海と太陽。

ゴールは奥の岬のさらに奥。どのくらいかかるかな?

 ひたすらゴールを目指して歩いた。紙の地図がないから、何回もスマホでグーグルマップを確認。ここまでで電池残量が15%を切ってしまった。電池残量がなくなったら道が分からなくなる。

 どうしようか迷ったが、結局ゴールとしていたシュレンディタワー手前で終了とし、電池があるうちにバス停へと向かった。

 グーグルマップはプライベートの立ち入り禁止の道を教えてくれる。気持ちが焦って、他の道を探すことせずに、プライベートルートを通って行った。

そうしたらこんな遺跡が。

 電池残量5%というところで、バス停に到着した。ホッとした。これで帰れる!

 バスを待つ間、行けなかったシュレンディタワーを対岸から見た。あそこまで行っていたら、電池切れで戻れなかったかも・・・。

 バスは時間通りやってきた。301番バスに乗ってヴィクトリアへ。

 今日は1月1日。スーパーは休みだし、レストランも少ない。バスターミナルに面しているお店に入った。

 マルタワインと野菜サラダをゆっくりと楽しんだ。

 帰りはホテルの東隣の公園を抜けた。クリスマスのイルミネーションが楽しめて、たくさんの子供たちが喜んでいた。

2024年1月1日