浅間山は間もなく白くなるだろう。その前に再度行きたかった弥陀ヶ城岩。浅間山の中腹にある岩場だ。始めて登ったのは2013年2月。雪の中を登っていって、下から見上げた弥陀ヶ城岩は素晴らしかった。その頃はバリエーションルートを始めてそんなに経験がなかっただけに、感動があふれ出て、涙もあふれ出た。それ以来浅間山を眺めるたびに、もう一度弥陀ヶ城岩に行ってみたいなあ~と思い続けてきた。しかも今度は弥陀ヶ城岩の上から眺めてみたいと・・・。
今回がそのチャンス。天気が保証され気温もまあ~暖かいほう。行くしかない!ルートは峰の茶屋から入山して小浅間山から行く途中から浅間山目指して斜面に取り付く予定。
朝6:50のスタートとなった。何人かは小浅間山を目指して登山道を登って行く。適当なところから斜面に取り付いて高度を上げていく。白くなった浅間山が東前掛山の奥に見えた。青空と紅葉のコントラストが素晴らしい。ガンガン高度を上げていくと、剣ヶ峰が近くなるにつれ目指す弥陀ヶ城岩が現れてきた。ワクワクである。それにしても強風で体がもっていかれそうになる。さすが浅間山。何回か浅間山に登っているが、無風の時はなかったわ。
弥陀ヶ城岩の上に立った時、すごく嬉しかった。9年前に登った時は雪に閉ざされていて岩肌がよく分からなかった。今回、複雑な岩稜の肌をることができて長年の願いがかなった嬉しさに心震えた。
八ヶ岳、南アルプス、西上州の山々から白砂山、毛無峠まで素晴らしい眺望に時間がゆっくりと流れていく。至福の時間をビールとともに過ごすことができた。今日も満足の1日でした。
2022年11月3日 ルート図
峰ノ茶屋をスタートして適当なところから斜面にとりつく。気持ちがいい。
やがて樹林帯を抜けると素晴らしい眺望が待っていてくれた。雲海の中に妙義の山々が。
地図にはない東前掛山のピークが。天気がいいとテンションアップ。
振り返ると子浅間山が正面に。
雲海が少しずつ少なくなっていく。
遠くに白く見えるのは浅間山山頂。
八ヶ岳も。
近くなった弥陀ヶ城岩(左手前)だが、八ヶ岳と雲海に目が行くよね。
弥陀ヶ城岩の情報にも続く岩が。
ここが目的の弥陀ヶ城岩一体だ。今自分は岩の上に乗っている状態。これから岩を観察していく。ワクワクする。
弥陀ヶ城岩は2段になっていて、今回は上の段の観察となる。さっきこの岩の上に立っていた。
弥陀ヶ城岩の南にはこのように続いている。
上を見上げれば弥陀ヶ城岩と奥には剣ヶ峰。
紅葉と晩秋の空。
東方面の山々。
これらの山にはまだ登ってない。
こうしてみると浅間隠山もいい。
北星方面の山々。よく見えるわ。
白砂山も。
下山路はこのような薮の中を適当に駐車場所まで。
帰路、途中から登ってきた弥陀ヶ城岩を確認。いい1日でした。