荒川~奥千丈岳~北奥千丈岳~国師ヶ岳~天狗岩

 1週間前に登り損ねた山の奥千丈岳と北奥千丈岳。気になってしょうがない。仕切り直しで、荒川から入渓して直に北千丈岳のピークを踏むことにした。だって一般道で行ってもつまらないんだもの。

 荒川入渓場所の近くに駐車した。沢登りには適さない沢であるが、ま~あ水量はある。入渓といっても沢登りが目的でないので、登山靴のまま荒川を何回か渡渉して奥千丈岳のピーク近くで尾根に取り付いた。

 スタートしてから約2時間弱で奥千丈岳に到着。なんの眺望もない木々に囲まれて三角点があった。あっけなく山頂についてしまったので欲が出てくる。この後は北奥千丈岳のピークを踏んで国師ヶ岳をピストンする予定であったが、天狗尾根から天狗岩まで行ってみることにした。

 北奥千丈岳までは登山道がついている。しかし誰一人として入山している人はいなかった。北奥千丈岳のピーク手前で素晴らしい眺望が広がった。静かな空間に満足。少し進むと、そこは登山者が4~5人いる奥北千丈岳であった。次から次へと人がやってくる。しかしみんなここまで来て引き返していく。奥千丈岳まではやっぱり行かないんだし。

 一気に賑やかになったので長居は無用。国師ヶ岳を目指して先に進んだ。大ぜいの登山者とすれ違う。国師ヶ岳は実に25年ぶり。ここにもたくさんの登山者が休んでいた。もう気持ちは天狗岩。休むことなしに天狗尾根を目指すことにした。

 天狗尾根の頭から天狗岩を目指して下っていく。なんて楽しいルートだろうか。大岩がいくつも出てきて、ガンガン下ることができる。変化があって楽しめる。やがて眼下に現れた天狗岩。岩稜の塊だ。あのピークに立てるだろうか・・・?

 天狗岩の基部に立つ。見上げて・・・!天狗岩のピークには劔が立っていた。ならばそこまで登れるでしょ。

 天狗岩のピークからの素晴らしい眺望。天狗尾根を振り返ると、南東尾根にはクライミングしたくなるような岩壁があった。紅葉が始まっている。秋への季節の移ろいに少し寂しさを覚えながらも、青空の下でのビールタイムは誰にも邪魔されず、静かな時間が流れていった。

2022年10月1日 ルート図

荒川に入る。沢登りでないから登山靴のまま右岸・左岸を行ったり来たり。

奥千丈岳の山頂近くで激藪に突入。少しは藪こぎがなくちゃね。

スタートしてから時間弱。奥千丈岳に到着。三角点の後ろにいつもの儀式。点名・櫻。

奥千丈岳の空。

北奥千丈岳の山頂手前で素晴らしい眺望が広がった。金峰山と五丈岩。右のピークは朝日岳。

八ヶ岳

南アルプスも。

山が特定できるって嬉しいわ。

北奥千丈岳の一番高いところに立つ。

国師ヶ岳も登山者がたくさん。

国師ヶ岳の三角点。点名・國師岳。

天狗尾根に向かう途中振り返ると、右に国師ヶ岳、左に北奥千丈岳。

天狗尾根の頭でいつもの儀式。

天狗尾根をガンガン下って行ったら、突然現れた天狗岩。

天狗岩に心躍るわ。ワクワク。

天狗岩の基部に来た。いよいよだわ。

天狗岩のピークに立ちました。気分いい。ピークには劔が立っていた。

天狗尾根の頭から天狗尾根を下ってきた。紅葉が始まっている。

天狗尾根の右にある岩陵。惚れ惚れする。クライミングをしてみたいわ。

ピークは踏んでいるが、山梨県境で唯一線がつながっていない天狗尾根頭から甲武信ヶ岳。今年中に歩いてしまいたい・・・という希望。

鶏冠山から甲武信ヶ岳まで歩いた時のことを思い出す。

天狗岩にさようならをしたら光が・・・!

前国師ヶ岳から最後の眺望。夢の庭園を経由して大弛峠まで下った。