南川金一氏の「続・山頂渉猟」には1900m以上の山が掲載されている。そのリストに載っている山で、登ってしまいたいがチャンスがない山がいくつかあった。新年にふさわしく・・・というのは、あまり難しくなく眺望がいい山というのに当てはまった山は美ヶ原山系だ。牛伏山と鹿伏山、物見石山を登ることにした。山本小屋までは車で行ける。ゆっくり半日コースだろう。
山本小屋の駐車場に到着してびっくりしたのは、駐車場が一杯で、しかも県外車ばかりであったということ。みんな王ヶ鼻を目指しているらしい。中にはパラグライダーを楽しんでいる人たちもいる。そうした人たちとは全く反対方向を目指してスタートした。
素晴らしい天気だ。今シーズン初のスノーシューをつけ、快適に登って行く。あっという間に牛伏山山頂。360°パノラマできれいに山々が見えた。山を一つ一つ特定したかったが、方向が違うと形が変わってしまって分からない山もあった。南アルプスは甲斐駒ヶ岳も特定できなかったわ。
鹿伏山へもすぐだ。硬くなった雪面を歩いて15分ほど。三角点にタッチしてすぐに物見石山を目指すことにした。
2度ほど閉鎖された一般道を横切って山頂を目指し登って行く。この稜線は笹が多いらしく、スノーシューをつけていても何回も落とし穴にはまって足が疲れる。しかし距離は大したことなく、気持ちよく山頂に立つことができた。浅間山が近くに見える。誰にも会うことなくプチ雪山登山で素晴らしい眺望を楽しむことができた。そしてここでのビールタイムは最高だった。この3山は、この季節だからこそ楽しめる山だったと思う。
2022年1月8日 ルート図
山本小屋の駐車場所からこの斜面を一気に登り上げる。積雪だから自由に歩ける。
快適に牛伏山。
頚城の山々
北アルプス北部の山々
槍ヶ岳が案外小さく見える。
右は穂高連峰、左に乗鞍岳。
北アルプスと風の音
根子岳と四阿山
八ヶ岳とその奥に富士山
南アルプス。山が特定できないわ。
鹿伏山の三角点
素晴らしい天気に恵まれた1日。
物見石山に到着。プチ登山はこれで終わり。
浅間山が大きい。
ここからは蓼科山がしっかりと見える。
正面に見える斜面を歩いてきた。奥は北アルプス。
物見石山の山頂から少し降りて、風よけの場所でビールタイム。下から山頂を見上げる。
誰にも会わないいい時間を過ごした。またこの斜面を登り上げて戻ることにする。
冬季閉鎖中の美術館によってみた。「ビーナスの城」と看板があった。