南川金一氏の著書「続・山頂渉猟」に掲載されている「点名・金沢(2249.2m)」はとても気になっていた。登るなら残雪期?登り口となる伊奈川林道は、現在伊奈川ダム堰堤手前にゲートがあり、以前より1時間余分に歩かなくてはならない。ならば初日は伊奈川支流の金沢を遡行し、翌日、点名・金沢を目指すことにした。
避難小屋の先に伊奈川に流れ落ちる金沢がある。橋から入渓。水量は多くなく癒し系の沢。残念だったのは取水口の関係もあるのか、結構奥まで堰堤があったことだ。金沢遡行を半日ぐらい楽しんで、その日のテン場で翌日のためにゆっくりと時間を過ごした。
2021年8月28日 ルート図
伊奈川林道を歩いていく。このような花崗岩の滝がいくつも現れる。ちょっと取り付いてみたい気になる。
糸瀬山が見えた。
林道が崩れているところもある。
避難小屋。南川氏はこの避難小屋の中にテントを張っている。
伊奈川の中八丁まで行ってみた。以前はここにつり橋がかかっていたが今はなし。中八丁峠へ行くにはこの水量の多い伊奈川を渡渉する必要がある。今日のような状態だと、渡渉は無理だろう。
少し戻って金沢に入渓。金沢は伊奈川の左岸に流れ込んでいる。金沢の空。
金沢の滝。F1だ。
そしてF2。
遡行中に見つけたサラシナショウマ。
左岸から流れ落ちる滝。本流はこの滝から左に大きく曲がっている。
オニルリソウも咲いていた。
テン場からの空。静かな時間が流れていく。
ツルアジサイ
定番の焚火。空は星空と半月。