長野県東信には、この時季に登ると面白い岩や山がたくさんある。ほぼ登りつくしたかな・・・と思っていたら、偶然に見つけたねんぼう岩。下仁田町の一本岩に形が似ていて、も~う行ってみたくなってしまった。クライミングシューズもリュックの中に入れてスタート。
2025年3月23日 ルート図

岩を落とし込んでみた。

駐車場所からはしばらく林道を歩いていく。途中、炭焼窯があった。

林道を歩くのはつまらないので、深沢に沿って適当に歩いて行った。

途中で右岸に渡渉して、残雪を踏みしめながら先に進んでいくと、堰堤が出てきて、その先に橋が設置されていた。橋を渡ると東屋が見えて、左手にはねんぼう岩が見えた。
ねんぼう岩

基部まで行ってみることにした。残雪があり、登りやすいかと思えば、雪が消えているところは土が凍っていて足場が非常に不安定。慎重に基部まで登り上げ、そこから基部を反時計回りで歩いてみることにした。
素晴らしい岩。戸隠の胎内くぐりと同じだ。この岩は上から滑り落ちて、うまく留まっているようだ。
胎内くぐり岩

大きな胎内くぐり岩をくぐります。

ねんぼう岩を東側から見上げた姿。この岩面は登れないわ。

ねんぼう岩を北側から見た姿。

ねんぼう岩を北側へ回り込むだけでも、足場が悪く緊張した。更に斜面を登ろうとしたが、これ以上無理!ということでロープで下ることにした。
3ピッチほど下降すると、そこにはびっくりする岩があった。
岩のアーチ。

ここはねんぼう岩ワールド。ねんぼう岩だけでなく、たくさんの奇岩があって楽しめる場所だ。さっきの胎内くぐりも、どれだけの人が確認しているだろうか?ましてやこのアーチは誰も知らないかも。
アーチ岩もくぐりました。

アーチ岩をくぐると、そこもねんぼう岩ワールドの一部。奇岩がたくさん座していた。奇岩の中には窟もある。ワクワク世界が広がっている。

こっちは少し傾斜が緩いから、さらに登っていける。展望台なるところまで登り上げることができた。正面には高峰山が。
展望台からの高峰山。

展望台でいつもの儀式。高峰山の表情が面白い。

高峰山を見ながら今日のビールタイムはここで。
この下の沢を利用して三方ヶ峰へ出てみたいものだ。今年の夏の一つの目標だわ。
偶然に知ったねんぼう岩。来てみて、ねんぼう岩ワールドが広がっているのが分かって兜岩ワールドを思い出した。