大室山

 先週はスノーシューでちょっと遊んだだけだったので、今回の山行は期待度が高い。それと節分を過ぎたので、1年間守り続けてくれた「おだん」を供養するというミッションが、今回の山行の目的の一つである。とはいっても雪の少ないところがいい。ゆっくり登って、暖かい陽の下でマッタリするのがいい。探し出したのは上田の祢津地域にある大室山。祢津城跡経由で登ってみるのも面白いのではないか。登山道はない。

2025年2月9日 ルート図

 祢津の奥まで車で入れた。駐車場所からすぐに急斜面に取り付き、祢津城跡を目指す。装備はスパッツにチェーンアイゼン。1センチほどの雪であったが、チェーンアイゼンをつけているほうが安心。約1時間かかって祢津城跡に到着した。

驚いたことに、説明版が設置されていた。祢津上之城とあり、手前雪がかぶった石が城の中心であったらしい。

祢津上之城跡の図。

城の中心の石の上で「おだん」を供養した。

ちょっと離れたところに本郭。説明版には神を祀る場合もあると書かれていた。

 祢津上之城跡でしばし時間を過ごし、大室山へ向かうことにした。方向だけを見定め、歩きやすそうなところを選びながら進んだ。

 やがて大室山の基部に到着。南斜面は皆伐されていて、カラマツの幼木が植林されていた。長野県では皆伐再造林を事業計画に挙げているから、ここも事業対象山林なのだろう。でも見た目にあまり印象はよくないわ。

大室山の山頂は、見えているところの奥になる。

 山頂に到着した。三角点はすぐに見つかった。

三等三角点。点名・大室。

 山頂からの眺望は南方面だけ。暖かく、一つ一つ山を確認していった。マッタリの時間がスタート。

八ヶ岳。蓼科山は分かるが、後は雲の中。

車山~美ヶ原方面。

瑞牆山~甲武信岳。瑞牆山の右に富士山が見えているが、写真にはうまく映らなかった。

中央に上州のマッターホルンである小沢岳。

美ヶ原方面。アンテナがいくつか確認できる。

 山を眺めながらの久しぶりのビールがおいしかった。