メンドーサ3日目

 2025年1月1日

 メンドーサの3日目である。新年をアルゼンチンのメンドーサで迎えることができたことは感謝だ。いい1年になるといい。

 新年の割には、地味(?)な1日だったかもしれない。昨日断念したグローリアの丘へ行くのが今日の目的地。その前にロレト大聖堂教会での新年礼拝に出席する。

ロレト大聖堂教会

 礼拝の始まる10分ぐらい前に到着したが、会衆は15名ほど。あまりに少なくてびっくりした。そして司祭も通いなのか遅れてきてのミサのスタートだった。メンドーサ習慣と時間?

礼拝堂に灯がともった。

主要祭壇の横に小祭壇とクリスマス物語。

イエスとマリア像もあった。

 ロレト大聖堂教会はメンドーサ大聖堂とも呼ばれ、19 世紀には礼拝堂として使用され、1934 年に暫定大聖堂として建てられた。 旧市街にあった元の大聖堂は 1861 年の地震で倒壊してしまったので、この教会が大聖堂になったらしい。

 新年礼拝が終了した後、昨日行き損ねたグローリアの丘に行く。ここから往復18キロを超える距離になるので、入り口まではタクシーで帰りは歩きにすることとした。

 メンドーサのタクシーの支払いはキャッシュのみ。しかもアルゼンチンペソでないと受け付けない。バスターミナルで両替しておいてよかった。ただ3日に空港まで行くタクシー代は残しておかないといけないので、現金の管理が大変だ。まっ!いいけど。

 片道5.4キロのタクシー代は85,000アルゼンチンペソだった。日本円で約1300円。かなり安いと思う。

 グローリアの丘の入り口で降車。ここから山頂まで登っていく。

グローリアの丘の入り口

 丘の頂上には、5,000人のアンデス軍を率いてここを出立したサン・マルティン将軍を記念した大ブロンズ像がたっている。

サン・マルティン将軍の記念像

 ブロンズ像の足元には「La Patria al Army de los Andes」 と刻まれた石がある。アンデス軍に祖国をゆだねるという意味合いではないかと類推。

「La Patria al Army de los Andes」

サン・マルティン将軍はメンドーサの高山に沿って軍隊がどのように移動しているかを監視しているそうだ。

 このグローリアの丘に来たかったのは、ここからメンドーサの街が一望できるのと、アンデス山脈が見えるからだ。今日は雲が少しあって、日本で見る山と変わらないように感じてしまった。ちょっと残念だった。

 グローリアの丘でゆっくりと時間を過ごした後はホテルに戻るだけ。道は分かっているから気が楽だ。

 途中サン・マルティン公園内にある「アコンカグア・アリーナ」という競技場の横を歩いていく。

アコンカグア・アリーナ

サン・マルティン公園の入り口まで来た。

 ここからはもっと気が楽。適当に公園内を歩いて、木陰で休みながらコロン通りを目指す。もう地図を見なくてもホテルまで帰れるようになった。

初めて見た路面電車が、目の前をゆっくりと通り過ぎて行った。