2024年12月26日
イースター島での朝を迎えた。冷房はなかったが窓から入り込む自然の風が心地よくぐっすり眠れた。
眼下が海。部屋の外へは直に出ることができ、昨夜はテラスで時間を過ごした。
今日はオロンゴ儀式村へ行く予定だ。イースター島の遺跡は国定公園の指定を受けているので入場料が必要だ。しかも入場券の取り扱い場所は限定されており、事前に入場券を購入してから目的地に行かなくてはならない。
チケットを取り扱うオフィスに行った。ここまでは順調。しきりに「ガイドが必要か?」と何度も聞かれ、自由に動きたいから「必要ない」と断った。
オロンゴ儀式村へは、タクシーで行って帰りは徒歩の予定だった。チケットセンターでタクシーを呼んでもらった。
歩いて2時間の距離がタクシーで随分と時間がかかった気がして、1.5時間後に迎えに来てもらうよう依頼。日本じゃないから、ちゃんとタクシーが来るかちょっぴり不安だったが、来なければ徒歩ということもあったので一応予約してビジターセンターに入った。
オロンゴ儀式村のビジターセンター入り口
ビジターセンターでは、「ガイドが付かないとここから先には入れない」といわれ、訳が分からなく途方に暮れてしまった。英語もあまり通じないし・・・。
そこに来たのが、個人で頼んだガイドの人。きれいな英語で説明してくれた。
ツアーに入る必要はないが、現地のガイドを一人頼んでついてきてもらう必要があり、ガイドがいれば時間内だったらいつでも入場できるとのことだった。
チケットセンターでしきりに「ガイド」といっていたことの理由が分かったが、そのときにちゃんと説明してもらいたかったな。ガイドブックにもガイドのことは書いてないし・・。これが個人旅行の弊害というか難しいところだ。
儀式村の向こうに見える海の色が素晴らしい。
オロンゴ儀式村の一番の目的はラノ・カウ火口湖。この火口湖は直径1100mあるので、儀式村に入らなくてもきれいに見えた。
ラノ・カウ火口湖
火口湖の南に広がる海
儀式村に入れないのは残念だったが、タクシーが来るまでの時間、周辺を歩いきまわった。
たくさん花が咲いていた。
かすかなふみ跡をたどってラノ・カウのビュースポットまで歩いた。ここからの火口湖も見事だった。
火口湖は、オロンゴ儀式村からはガイドがいないので歩けなかったが、儀式村以外の火口湖のふちは歩けるんじゃないか?わかっていれば、ぐるっと歩いたと思う。
今日のもう一つの目的のアフ・ビナプもガイドがいないと入れないらしい。チケットセンターでもらった地図で確認すると、フリーの場所が2か所あった。1か所は昨日行っているので、もう1か所のアナケナに行くことにした。
約束通り来てくれたタクシーの運転手と交渉。話がまとまりアナケナまで車を飛ばしてもらった。このタクシードライバーは英語が全くできないので、スマホの翻訳機能を使っての会話だったが、結構楽しめた。
アナケナへの途中にあったプント・マグネティコ。ここは磁力があって、車をニュートラルにしても前に進むところ。ドライバーが実際にニュートラルにしてくれた。車が前に進むのです!
プント・マグネティコ
アナケナビーチに到着。ここは伝説の王ホツマツアが上陸したとされるビーチだ。
アナケナビーチ
ホツマツアの像といわれるモアイがたっている。これは島で最も早くヘイエルダールと島民がたてたもので、モアイをどのように立てたかを試したものとのこと。12人がかりで18日間かかった。
ホツマツアの像といわれるモアイ (アフ・アウトゥレ・フギ Ahu Ature Huki)
アフ・アウトゥレ・フギ Ahu Ature Huki の後ろ姿。
すぐ近くには、プカオを載せた7体のモアイを有するアフ・ナウナウ。
アフ・ナウナウの後ろ姿。背中に彫られた模様やふんどし(?)も分かる。
モアイ像が背にしているアナケナビーチ。
ゆっくりと火口湖の周りをトレッキングしたり、モアイと向き合って、今日の時間は間もなく終了。昨日入れなかったハンガ・ロア教会の前で車を降りた。
礼拝堂に入ることができた。
帰りにシーフードの店で飲んだ地ビールがなんと美味しいことでしょう。
海岸沿いの道をぶらぶら歩いていくと、こうした彫刻が並んでいる。これはヤモリ?昨日ホテルの部屋に案内されたときに、壁に張り付いているヤモリが出迎えてくれたけれど・・・。