戸隠33窟NO19(大多和窟探し)

 これで何回目になるだろう。大多和窟探しも今年最後になるだろう。地図で何度も確認して、この辺りだろうと足を運んでいるが、いつも空振り・・・。今回はどうだろうか。

2024年11月16日 ルート図

 これだけ回数通うと不動沢は慣れたもので、あっという間に二俣についてしまう。駐車場所から二俣まで約1時間で来てしまうようになった。

不動沢に入渓して最初の滝。今日は水量がいつもより多い。

正面に見えてきた岩稜。ここまでくれば二俣が近い。

 あらかじめ予定していた尾根に取り付き登っていくが、見覚えのあるスラブが出てきて、前回ぶち当たった岩壁の基部に出た。そこから基部に沿って東のほうへ行くと窟がある。前回確認済みの窟だが、大多和窟ではない。

無名窟だ。

この窟からはダイレクト尾根が見える。

ダイレクト尾根の裏に回り込むと黒滝がある。もう一度行ってみたい気持ちにかられる。

 今回は彷徨い歩いてしまい、何が何だか分からなくなってしまった。もう下るしかない。来年リベンジするか!精神的に疲れ切ってしまった感じ。

下山途中で偶然見つけた小さな窟。それにしても学問行者が修行した大多和窟がどこだろうか。

間もなく雪が来るだろう。最後に残された紅葉が目に染みた。そして心にもしみた。大多和窟は、また来年。